
出産した病院から退院する日、おかあさんにとっては妊娠前のからだに戻っての初めての外出、赤ちゃんにとっても初めての外出になります。おかあさん、赤ちゃんともにどんな服装で退院するといいでしょう。今回は、出産後病院から退院する時の服装についてまとめてみました。
出産後、退院する時の赤ちゃんの服装は?
生まれてから病院にいる間は、肌着だけ着せている赤ちゃんも、以前は退院する時はお披露目の意味も込めてベビードレスで正装させる親御さんが多かったようです。
それもひと昔前までのことで最近ではベビードレスを着せて退院ということは少なくなっているようです。 ただし、出産した病院によるようですが・・・
退院時に記念写真を撮影してくれる病院もあるのでかわいいベビードレスで記念撮影ということであれば着せてあげるのもいいかもしれませんね。
このときに着せたベビードレスは生後1か月のお参りの時にも使えます。
ただし、ベビードレス特有のフリフリの部分のレースがかゆそうだったり邪魔だったりする場合もあります。
ベビードレスは高価な割にはほんの1~2回ぐらいしか着ません。その分良質なベビーウエアを数多く用意してあげたほうがよいかもしれませんね。
これはおとうさんとおかあさんの考え方なのでベビードレスでの退院もあり、なしもありです。
一番大切なのは赤ちゃんにとって快適な服装かどうかでしょう。
真冬と真夏では下着の数を変えたり、服装の素材を変えたりして赤ちゃんが快適に自宅に帰れるかどうかを基準に考えてみてくださいね。
夏生まれの赤ちゃんの退院
夏といっても初夏と真夏では違ってきますね。それほど暑い時期でなければ短肌着にコンビ肌着か長肌着、その上に着せるのはドレスオールとしてもカバーオールとしても着せられる薄手のツーウエイオールがいいでしょう。
真夏の暑い時期であれば短肌着と薄手のツーウエイオール。最近は長肌着やコンビ肌着もかわいいものがあるのでよほど暑ければ短肌着と長肌着だけでもよいかもしれません。
冬生まれの赤ちゃんの退院
短肌着に長肌着かコンビ肌着、そして長袖のツーウエイオール。
かなり寒いときはもちろんその上にも一枚着せてあげます。新生児は外気温の影響を受けやすいので大人と同じぐらいの感覚で着せてあげるといいでしょう。
ただし、寒いからと言ってあまり厚着にさせないようにしてかけるものなどで体温調整をしてあげてくださいね。
おくるみが便利
夏でも冬でも必ず用意しておきたいのが「おくるみ」です。
もちろん夏場は薄手のもの、冬場は厚手のものがいいですが、おくるみは季節を問わず必要になります。
首の座らない赤ちゃんを抱っこするのも楽ですし、赤ちゃんも包まれている安心感で良く眠ってくれます。
外気温との調整にもおくるみは便利です。外がとても寒い場合でもおくるみでしっかりと包んであげれば自家用車やタクシーまでの移動でも大丈夫です。
夏場は車の中もクーラーをきかせるので新生児の赤ちゃんには寒すぎる場合もあります。おくるみで調整してあげるといいですね。
退院の準備は前もってしておこう
退院するときに赤ちゃんに着せるものは入院する前にセットにしてバッグに入れるなりしてわかるように準備しておきましょう。退院のとき、迎えに来てもらうときに持ってきてもらうようにするといいですね。
自家用車で帰宅する場合、車にはあらかじめチャイルドシートの準備も必要になります。
チャイルドシートの必要性は知っていても、退院時のことを考えておらず、じっくり選ぶまもなく慌てて間に合わせで購入したという声もあります。
入院時にはママだけでなく周囲も慌ててしまいがちなので、妊娠後期に入ったら退院のときに着せるものの準備をするときにチャイルドシートも準備しておきましょう。
チャイルドシートの種類によっては取付に時間がかかるものもあります。当日の朝に取り付けるのではお迎えの時間に間に合わないということも想定して、退院の数日前には取付を済ませておいてもらってくださいね。
退院時のおかあさんの服装は?
おかあさんの服装も季節によって変わりますが、着やすくて楽な服装であれば、基本的にはどんな格好でも問題ありません。
ただし、出産後すぐには元の体型に戻らないことだけは頭に入れておきましょう。
ですから、入院のときに来ていた服でいいのですが、夜中の入院などでパジャマだったという場合には準備がいりますね。
ワンピースは楽でいいですが、マタニティウエアのワンピースだと授乳口がないものがあります。
退院して家に着くまでの間、近ければ問題ありませんが、ちょっと時間がかかる場合には授乳できるような服装がいいですね。
マタニティウエアを選ぶときに授乳口があるものにしておくと産後もしばらく間着ることができます。
上下わかれたものにする場合にはウエスト部分はゴムで締め付けないものの方がいいでしょう。
特に帝王切開された方はウエスト部分がきついと傷口が圧迫されて痛むことがあります。
病院によっては退院時に赤ちゃんといっしょに記念撮影をしてくれるところもあります。写真撮影がある場合にはそのことも考慮して退院時の服装を決められるといいでしょう。