子供が胃腸炎で高熱に!感染性胃腸炎に薬は効かない?

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苦しそうに寝る子供

子供が胃腸炎にかかると嘔吐・下痢症状のほかに高熱が出ることもあります。子供がかかりやすい胃腸炎について、胃腸炎の種類やそれぞれの原因、注意すべきことや対処法などについてまとめてみました。

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胃腸炎の原因

胃腸炎にはストレスなどによる神経性胃腸炎と細菌やウイルスの感染で起こる感染性胃腸炎があります。

子供がかかる胃腸炎は感染性胃腸炎です。

細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎

感染性胃腸炎には細菌によるものとウイルスによるものがあります。

細菌性胃腸炎はサルモネラ菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌などによって起こり、子供でも年長児がかかりやすく主に夏場に見られます。食中毒はこういった細菌によるものです。

乳幼児はウイルス性胃腸炎にかかることが多く、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどによるウイルス性胃腸炎は冬場に多いという特徴があります。

特に1歳以下の赤ちゃんは症状の進行が早く、乳児嘔吐下痢症と呼ばれることもあります。

感染性胃腸炎の症状

吐き気や嘔吐、下痢が主な症状ですが、腹痛や全身のだるさ、発熱を伴うこともあります。症状が進むと一日に何度も嘔吐し、一日中吐き気がすることもあります。

また、下痢症状も一日中続くこともあり、トイレに入りっぱなしなどということもあります。

乳幼児の場合にはしょっちゅう下痢をしているために何度もオムツを替えることになります。

おむつカブレにしないためにも下痢をしているときはこまめに替えてあげましょう。中には下痢はしないで嘔吐だけという場合もあります。

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嘔吐と下痢

子供が感染性胃腸炎にかかるとそれまで元気だったのに急に吐き始めます。

その後熱を出して、最後に下痢症状が出てきます。ウイルス性胃腸炎でロタウイルスによる下痢は灰色から白っぽい粘土状の便になります。

ノロウイルスによる下痢は水っぽく米のとぎ汁のようになりますが、ロタウイルスの下痢よりも黄色っぽいでしょう。いずれもウイルス性胃腸炎による下痢です。

胃腸炎で子供が熱を出すとき

ウイルス性胃腸炎の場合には高熱を出すことも珍しくありません。

急に40度ぐらいの高熱が出て3~5日間ぐらい続くこともあります。

高熱が出ると嘔吐や下痢、汗以外にもどんどん水分が失われていくので脱水症状に注意しなくてはなりません。

子供、特に赤ちゃんは自覚症状がなく自分で体調の良し悪しを表現できないので全身症状を見てあげてください。

尿の色が茶色に近く濃くなっていたり、顔色が悪くぐったりして元気がないときは脱水している場合が多いのでしっかり水分補給をしてあげます。

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感染性胃腸炎の治療は?

細菌性胃腸炎の場合には抗生物質が使えますが、ウイルス性胃腸炎の場合にはインフルエンザとは異なり抗ウイルス薬はないので対症療法になります。

ウイルス性による胃腸炎は細菌性の胃腸炎よりも比較的軽い場合が多いのですが、嘔吐があると水分補給がしにくいので要注意です。

水分補給のしかた

脱水症状を起こさないようにこまめに水分補給をする必要がありますが、一度にたくさん飲ませると嘔吐がつくので少しずつ何回か分けて行うようにします。

母乳を飲ませているときは母乳で水分補給が可能です。

母乳の場合も何回にもわけて飲ませるようにしましょう。口からの水分補給を受け付けなくなったら点滴が必要になります。

脱水が疑われる4つのサイン

次のような場合には脱水を起こしていることがあるのですぐに受診するようにしましょう。

  • おしっこの量が減る
  • 唇がかわいている
  • 顔色が悪くぐったりしている
  • 肌に張りがなくなっている

脱水症状が重症化するとけいれんを起こしたり、昏睡状態になります。そうなる前に早めに対処するようにしましょう。

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高熱が続くとき

子供が高熱を出すと心配になって熱を下げてやりたくなるものですが、実は熱は病気を治すための重要な働きをしているのです。

細菌やウイルスに感染すると39度以上の熱を出して細菌やウイルスが増えるのを防ごうとします。

そんなときに解熱剤で熱を下げると細菌やウイルスは増えてしまいます。

また、熱の出始めに解熱剤を使うと返って熱が出ている期間を長引かせることにもなります。

41度を超えなければ熱による体への悪影響はありません。

高熱があっても案外子供はケロッとしている場合もあります。熱の高さではなく子供の全身症状をよく見ましょう。

ひと昔前までは熱があるときにはしっかり布団をかけて汗をかかせようとしていたこともありますが、そうすると熱がこもってしまい、41度以上になってしまうこともあります。

40度ぐらいの熱があるときには逆に薄着にして熱を発散させるようにしましょう。

熱が出るのは体にとって必要な反応

高熱で苦しがっているとき

高熱で子供が苦しがっている場合には一時的に熱を下げて楽にしてあげてもよいのですが、下がっても一時的なものです。

一度下がっても体はまた元の体温に戻そうとするので寒気がしたり体が震えたりして苦しくなることもあります。そんなときには体を温めて早く熱をあげたほうが楽になります。

子供が熱で苦しそうだからと解熱剤を使うときには、勝手に市販薬を使わずに受診して医師に相談してその子にあう解熱剤を処方してもらいましょう。

感染性胃腸炎のまとめ

  • 感染性胃腸炎には夏場に多い細菌性胃腸炎と冬場に多いウイルス性胃腸炎がある
  • 細菌性胃腸炎は大人や年長児がかかることが多い
  • ウイルス性胃腸炎は乳幼児がかかりやすく、1歳以下は進行が早い
  • 症状としては吐き気や嘔吐・下痢・発熱・腹痛・だるさ
  • ウイルス性胃腸炎には特効薬はなく対症療法
  • 脱水症状を起こさないように水分補給
  • 解熱剤は勝手に使わない
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