子供が偏食する4つの理由|原因ごとに異なる対処法とは

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考える夫婦

子どもの偏食に頭を悩ませているおかあさんはほんとうに多いですね。いろいろ工夫しているのに食べてくれないと悲しいのを通り越して腹立たしくなってしまうこともあるでしょう。子どもの偏食には理由があります。子どもの偏食の理由を理解して食事の時間を楽しい時間にしましょう。

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子どもが偏食するのは理由がある!

子どもの偏食に悩んでいるのはあなただけではありません。

子育て中のおかあさんの多くは子どもの好き嫌いに悩み、何でも食べられるようになってほしいと願っていろいろな工夫をしています。

誰にでも多少の好き嫌いはありますが、子どもが小さいうちは特に好き嫌いが多いかもしれません。好き嫌いと偏食は違います。

他の野菜は食べるけれどトマトとピーマンだけは食べないというのは、実は偏食とはいいません。

偏食というのはご飯しか食べない、野菜は全然食べない、カレーにしなければ食べないなどと食事内容が極端に偏っていることを言います。

おかあさんにしてみれば好き嫌いが多いのも悩みの種ですが、偏ったものしか食べないとなるともっと深刻な悩みになってしまいますね。

何とか食べてほしいと工夫しているぐらいであればいいのですが、あまり一所懸命になりすぎてへとへとになってしまったり、無理強いになっていたりしていませんか。

子どもが偏食するには理由があります。

子どもの偏食に多い4つのタイプ

子どもの偏食に多いタイプとその理由をみていきましょう。

  • 初めてのものを食べない
  • 決まった食材しか食べない
  • 決まった形、調理でしか食べない
  • 野菜をほとんど食べない

初めてのものを食べない

離乳食が進んでくるといろいろな食材を試すこともできるようになります。

赤ちゃんによっては初めての食材は口にいれると押し出してしまうことがあります。

いつもと違うと敏感に反応して警戒しているのでしょう。

赤ちゃんが初めてのものを食べたがらないのは日ごろ食べつけているものとの違いがわかってきたということです。

いろんなものを食べてきた離乳食から幼児食になっても初めての食材を食べたがらないことがありますね。

大人でもそれまで食べたことがないものはすんなり食べられないことが多いのではないでしょうか。

大人にとっては日ごろ食べていて慣れ親しんでいる食材でも子どもにとって初めてであれば敏感に反応するのも当然かもしれません。

決まった食材しか食べない

例えば「ご飯と納豆しか食べない」「ご飯とうどんしか食べない」「味をつけていないご飯しか食べない」など、子どもによってこだわりがあることがあります。

離乳食期には何でも食べていたのに幼児食になると自分の好みが出てきて好きなものしか食べなくなる時期があります。

「ばっかり食べ」の子どもは案外多いものです。子どもの成長過程においてはよくあることです。

決まった形、調理でしか食べない

小さく刻んであったり、とろけて形がみえないものなら食べるけれど少し大きな形になると食べない、逆にごろんと形があるものなら食べけれど刻んであるとダメということもあります。

カレーやスープにすると野菜も食べるけれど他の調理では食べないという子どももいますね。

野菜をほとんど食べない

野菜を食べないという子どもも多いものです。

野菜全てを食べないというよりは野菜の中でも特定のものを食べたがらない場合が多いですね。

例えばじゃがいもやさつまいもなどは食べるけれど葉物野菜は食べない、いわゆる緑黄色野菜を食べない、その子によっていろいろです。

> 子供の野菜嫌いは当たり前!上手に付き合う5つのポイント

子供が偏食する4つの理由

子どもが偏食するにはちゃんと理由があるのです。

  • 子どもは自分に必要なものを知っている
  • 子どもの味覚は敏感
  • 食べ物と体験が結びついてしまった
  • 初めてのものは警戒する

子どもは自分に必要なものを知っている

野菜を食べてくれないと悩むおかあさんは多いですね。子どもは野菜を食べていてもおかあさんが食べてほしいと思っている野菜は食べてくれないので「うちの子は野菜を食べない」と思っているということもあります。

子どもは自分に必要な食品を本能的にわかっているので優先順位の高いものはちゃんと食べているようなのですね。

炭水化物と水分だけはちゃんと取っている場合が多いのです。

野菜の中でも効率よく成長に必要なカロリーをとることができるイモ類や豆類などは比較的よく食べていることが多いですね。

子どもの味覚は敏感

実は子どもと大人では味の感じ方が違うのです。

味には甘味、塩味、旨味、苦味、酸味の基本の味があるのはご存知ですね。

このうち、「甘味、塩味、旨味」の3つは人間が生きていく上で欠かせない、エネルギー、ミネラル、タンパク質を感じとる大事なセンサーの働きをしています。

苦味は毒のあるもの、酸味は腐っているものとして感じ取ります。本能的に好きな味ではなく体に対する防衛として感じているのですね。

子どもの味覚は敏感なので甘いものはより甘く感じ苦いものはより苦いと感じ、酸味や苦味のあるものは本能的に嫌うのです。

好きではない子が多いほうれん草やピーマンは苦味成分が多く含まれていますし、トマトには酸味がありますね。

調理のしかたによっては苦味や酸味がまろやかになって食べるようになることもあります。

食べ物と体験が結びついてしまった

初めて食べたときにおいしくなかったりするとそれが強烈にインプットされてしまうことがあります。

またその食材を食べているときに無理強いされたり、怒られたりするなどその子にとって嫌な体験があるとその食材自体がどうというよりも、体験と結びついて食べられなくなってしまうこともあります。

初めてのものは警戒する

初めての食材が食べられないという子どもは多いのですが、人間には初めてのものに対する恐怖や警戒心があり、それは生きていく上では大切な防御反応のひとつでもあるのです。

大人でもこれまで食べたことがないものを初めて出されたら食べられないこともありますね。

大人にとっては何度も食べたことがあって味も食感もよくわかっていて自分ではおいしいと思っているものでも子どもにとって初めてのものであれば警戒してなかなか食べなくても不思議はないでしょう。

子どもが偏食するにはこれまで見てきたようにちゃんと理由があります。

こうした理由を踏まえて子どもの偏食に親はどう向き合い、付き合っていくといいでしょうか。

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子どもの偏食する場合の原因別対処法

一番大切なことは食事はトレーニングではないということです。

いくら栄養がある食事、栄養バランスを考えた食事であっても無理やり食べさせられたり、怒られながら口に運んで飲み込んだとしても栄養として吸収されるでしょうか。

食べることは楽しいこと

実は食べることは楽しいことだと実感し、楽しい雰囲気で食事をすることはとても大切なことなのです。

無理強いされたり、怒られたりしながら食事をすると食べることがストレスになってしまいます。

ストレスを感じながら食べているとコルチゾールというホルモンが分泌されてしまうのですが、このコルチゾールは成長ホルモンの分泌を抑える働きをするものです。

また、まだ赤ちゃんだから、まだ小さいから食べさせるのが大変といって子どもひとりだけで食べさせていませんか。

離乳食初期のころは食べるということに慣れさせる時期ですが、離乳食後期や幼児食になったら家族みんないっしょに食べるようにするといいでしょう。

おとうさんの帰りが遅くていっしょには無理であればおかあさんがいっしょに食べてあげてくださいね。

子どもだけだと食べないものもまわりでおいしそうに食べていると興味がわいて食べるようになることもあります。

おいしく楽しくいただくことはからだだけでなく心の栄養にもなります。

> 子供がご飯を食べない!よくある理由と3つの対処法

偏食をなおそうと気合いを入れ過ぎない

食事を作ることは特別なことではなく毎日の生活の中に組み込まれているものです。

子どもが偏食だから○○を食べれるようになってほしいからと毎回いろいろ工夫しているおかあさんも多いかもしれません。

おかあさんが楽しんで料理をしていればのですが、何とか食べさせなくてはと気合いを入れ過ぎると食べてくれなかったときの落胆は大きいですね。

せっかく一所懸命作ったのに見向きもしない、口から出すといったことが続くとおかあさんの心も折れてしまうでしょう。

幼児食ぐらいになれば子ども用に別に作るのではなく大人用に作るときに味付けを薄くしたり、少し柔らかめにしたりするなどして調理過程で取り分けられるようにしてはどうでしょう。

家族みんなで同じものを食べると子どもも食べることへの関心も増すでしょうし、もし子どもが食べなくてもあとで大人が食べればいいのですから、おかあさんも気持ちの上での負担が少しは軽くなるでしょう。

まわりでおいしそうに食べていると

ある子どもの話ですが、家では野菜を細かく切って何かに混ぜたり、柔らかくしても全然食べられないのに、お友だちの家に行ったときにそこの家の人が人参やきゅうりを生でバリバリ食べてるのを見て興味津々だったので「食べる?」と聞くとそれまで食べなかった人参を生のままおいしそうに食べたという話もあります。

また、幼稚園や保育園に行くようになって最初のうちはなかなか食べなかったけれど、他の子が食べているのを見て食べられるようになったものが増えたという子どももいます。

ばっかり食べの時期もある

子どもが偏食する理由にありましたが、子どもは本能的に自分に必要な食品を知っているのでその子にとっての優先順位であるものだけしか食べないという時期もあるようです。

いわゆる「ばっかり食べ」ですね。

いろいろなものをまんべんなく食べてほしいという親の願いとは裏腹に「ご飯」だけしか食べない子、「ご飯と味噌汁」だけで満足する子もいます。

そんなときは「この子は今そういう時期なのね」と割り切って長い目で見てあげてください。

ただ、菓子パンしか食べないというのはちょっと困りものです。菓子パンしか食べなくなったということは何でもいいから食べてほしいと最初に菓子パンを食べさせてしまったことがそもそも困った状況を作り出してしまったのですね。

子どもはカロリーが高くて甘いものは大好きです。自然の甘さであればいいのですが、砂糖で甘いものや油分が多いものはあまり早いうちからはあげないほうがいいでしょう。

まずはひと口から

「ばっかり食べ」の時期には無理強いしない程度に他のものも進めてみて、もしひと口でも食べたらそれでよしとして子どもが欲しがればあげる、嫌がればそれで終わりにするぐらいでいいのです。

ひと口も無理であればなめてみる、また、最初から嫌がって見向きもしないのではなく口に持っていこうとしただけでも良しとする、というように段階を踏んでいきましょう。

刻んて混ぜ込むことの良し悪し

野菜が苦手という子どもは多いものです。

玉ねぎ、にんじん、ピーマン、ほうれん草、なす、しいたけなど、子どもが苦手とする野菜はほとんどどの子も同じようなものです。

調理方法として例えばミートソースやお好み焼きなど、いろいろなものを刻んで混ぜ込んでも大人でも食べるような調理であれば子どもが苦手な食材を混ぜてみるということもよいかもしれません。

子どもが食べられたら、これには○○も入っているんだよ、食べられたね、と教えてあげるといいでしょう。

ただ、とにかく何でも刻んだり、すりおろしたり、ペースト状にしたりしてご飯に混ぜて無理やり食べさせるのはよい方法とはいえません。

刻み込んで混ぜるのは調理法として無理がないものであればよいのですが、子どもをだましてまで食べさせるという魂胆が見えてしまうと、子どもは感じ取ってしまうので食べるのが楽しくなくなってしまいます。

大人でも好きではないものを無理やりご飯に混ぜられたら嫌ですよね。

子どももひとりの人間として尊重して無理強いすることは止めましょう。

初めての食材は新鮮でおいしいものを

初めての食材は旬の新鮮なものをあげましょう。

ほうれん草も調理のしかたによってはえぐみがそのまま残っていることもあります。トマトも酸味が強いもの、甘みがあるものと種類によって味も異なります。

野菜や果物は旬の時期に新鮮なものであればそれだけでおいしいですね。

大きくなっても好き嫌いが多い人の中には食材のほんとうのおいしさを味わったことがない人もいるようです。

それまで嫌いだと思っていたのに、大人になって旬の新鮮なものを食べて、○○ってこんなにおいしいものだったんだと再認識することもよくあることです。

小さいときにはほんとうにおいしい食材でほんものの味を味合わせてあげましょう。

> 1歳の子がご飯を食べない!量が足りているかの判断基準は?

調理の方法を変えてみる

何度か食べないくらいでこの子は○○は嫌い、食べないと決めつけないようにしましょう。

そのときは食べたくなかったのかもしれません。もしかしたら切り方や大きさ、固さ、味付けなどを変えると食べるかもしれません。

その子に合わせて変えるというよりも調理のバリエーションを増やすと思って、調理のしかたを変えてみるとよいかもしれませんね。

セロリを好きな子どもは少ないですね。セロリは食べてられなくてもそう困ることはないかもしれません。

生のセロリだと食べる子もいれば、生だと食べないけれど火を通してスープに入っているのは食べる子もいます。

ナスも皮ごとだと口から出す子も実の柔らかい部分だけだと食べる場合もあります。

ほうれん草も生のまま味噌汁に入れたのは食べなくても一度ゆでこぼしたものであれば苦味が減るので食べる子もいます。

いっしょに作る

子どもによっては2歳ぐらいから包丁を使ってお手伝いができるようになります。教えてあげれば卵を割ることもできますし、フライパンで焼くこともできます。

もちろん、ちゃんと親がついていての話です。

小さい子どもと一緒に料理をするのはしっかり見ていなければ危ないので確かに親は大変です。

いっしょに料理をすることでいろいろな食材への興味が広がって初めてのものでも食べるようになったという子もいます。

子どもがどの程度ならできるか、どの程度までなら子どもにさせてもきちんと見ていられるか、それぞれの親子によって違うでしょう。

早いうちから包丁を使わせなくても野菜を持たせてみる、調理の過程をいっしょに体験させるなどいろいろな関わらせ方ができますね。

『台所育児~1歳から包丁を~』坂本廣子/著 農文協

こんな本も出ているので参考にされてはいかがでしょう。

身体的な理由で食べられない

ただ、中にはどうしても食べられないという子どももいます。

子ども自身も何とか食べようとするけれど食べると吐いてしまうという子どもも実際にいますね。

消化器官が未発達だったり、発達障害がかくれていることもあるので、食べる度に吐いてしまうような場合には一度病院で診てもらうとよいかもしれません。

極端な偏食だとおかあさんも心配かもしれません。いろいろなことを試しているうちに少しずついろいろなものを食べてみようという気持ちになることもあります。

とにかく食べさせなければと無理強いせずに、多少食べなくても、同じものばかり食べていても、おおらかな気持ちで付き合ってあげてください。

「食べる」ということは単に栄養補給をするためだけではありません。食べることは楽しみのひとつでもありますね。

食事の時間がおかあさんにとっても子どもにとっても苦しみの時間にならないように、食事のときはは楽しい時間にしてあげてくださいね。

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