会陰裂傷の痛みはいつまで続く?早く回復させる4つの方法

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痛い

お産のときに会陰切開という言葉は聞いたことや実際に体験された方も多いことでしょう。会陰裂傷ということばはご存知ですか。会陰切開との違いや会陰裂傷のときの痛みがいつまで続くのかなどお産のときの気になることをまとめてみました。

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会陰裂傷と会陰切開との違い

会陰裂傷についてよく知らなくても会陰裂傷も会陰切開も耳にするだけで痛みを伴うものだろうということは想像できるでしょう。

帝王切開ではなく自然分娩を経験した方であれば初めてのお産で会陰切開を経験した方は多いと思います。

会陰って?

会陰というのは女性のからだで膣の入り口と肛門の間の部分をさしていいます。個人差はありますが、だいたい3センチぐらいの長さです。

赤ちゃんが生まれてくるときには膣の入り口から出てきますが、赤ちゃんの頭が出て来るときには膣の壁や会陰部をぐーっと押して引き延ばしながら出て来るのですね。

会陰部の皮膚や皮下組織はもともと厚みのあるものですが、赤ちゃんの頭が出て来るときには圧迫されて紙のように薄くなるのです。

初産婦と経産婦の違い

経腟分娩を経験している経産婦であれば膣の壁の部分も会陰部分も引き延ばされたことがあるので次のお産のときにも延びやすくなります。

ところが初めてのお産の場合にはなかなか延びず会陰部分の組織が切れてしまうことがあるのです。

初産婦の場合にはどうしても会陰が切れやすいのですね。

会陰切開と会陰裂傷

会陰切開というのはいろいろな理由からなかなか会陰部分が十分に延びないときに切ることをいいます。

会陰部分は人によってずいぶんと違っていて短い人、長い人、固い人、柔らかい人がいるのだそうです。

切開するというのは事前に会陰部分を切ることですが、切開したほうがいかどうかはお産が始まってみないとわからないのです。

赤ちゃんの頭が出そうになっている最後の最後のいきみのときに力を抜いて助産師さんが指示してくれる通りに我慢していられるかどうかで切開するかどうかを決めるようです。

切開しなかった場合には自然に裂けてしまうことも多々あります。

会陰部分を人為的に切ることを会陰切開といい、自然に切れてしまうことを会陰裂傷といいます。

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会陰裂傷になってしまうとき

会陰切開をしないお産の場合に会陰裂傷になることがあります。

初産の場合、赤ちゃんの頭や肩が大きかったり、お産が急に進んだり、会陰部分がなかなか延びなかったりするときには会陰部分がどうしても切れてしまいます。

事前に切開するか自然に任せるかは病院によって違います。

会陰裂傷はかすり傷程度で済むこともありますが、中には直腸まで裂けてしまう重症まであり、次の4段階に分類されています。

・第1度会陰裂傷;会陰部の皮膚のみ、膣壁粘膜表面のみ(かすり傷程度)
・第2度会陰裂傷;皮膚とともにその下の筋肉層まで損傷が及ぶもの
・第3度会陰裂傷;肛門を絞める筋肉の肛門括約筋が断裂したもの
・第4度会陰裂傷;会陰から肛門や直腸粘膜までが損傷したもの
(産婦人科の基礎知識より)

会陰裂傷の治療

会陰切開の場合には自然に裂ける前に切ってその後切った部分を縫合します。

自然に裂けてしまう裂傷の場合にも縫合します。切開したときにはその切り口を縫合すればよいだけですが、裂傷となると裂け方によっては縫合が難しい場合も出てくるようです。

最近では会陰切開も会陰裂傷も縫合するときは合成吸収糸といわれるいわゆる溶ける糸を使う場合が多いのですが、その場合にはあとで抜糸する必要はありません。

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会陰裂傷の痛みはいつまで?

会陰裂傷も会陰切開も縫合の後の傷口がひきつれる痛みがありますが、吸収糸での縫合の場合には少しは楽になるでしょう。

多くの場合には退院するころには痛みはうすらぐのですが、中にはもっと時間がかかる場合もあります。

傷口の痛みが完全になくなって傷跡もきれいになるには1ヶ月ほどかかる場合が多いようです。

傷口を早く回復させるために

  • 患部を清潔に
  • 傷口を圧迫しない
  • 安静を保つ
  • アロマオイルでパック

会陰裂傷の縫合後の傷口を少しでも早く回復させるためには患部を清潔に保つことです。

傷口が痛む時期は悪露が出ている時期と重なっていますが、トイレに行くたびに洗浄綿でそっと拭くようにしてくださいね。

また、椅子に座ると傷口を圧迫して痛むので、傷口を圧迫しないような座り方を工夫しましょう。ドーナッツクッションを使うのもよいですよ。

また、あまり動き回ったりせずにできるだけ安静にしているのが一番です。

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アロマオイルでマッサージ

乾燥させたカレンデュラ(マリーゴールド)の花びらを植物油に浸して成分を抽出したカレンデュラオイルを知っていますか。

ヨーロッパでは乳幼児のスキンケアにカレンデュラオイルがよく使われてきました。

肌荒れや傷ついた肌のケアにも使われることもあって、日本でも会陰マッサージや乳頭ケアのマッサージ用にも使われるようになっています。

会陰裂傷や会陰切開の予防のためにカレンデュラオイルをコットンに含ませて妊娠中からマッサージをするといいでしょう。

お産の後もシャワーの後にカレンデュラオイルをコットンに染み込ませて傷口にあててやさしくパックするようにするといいですよ。

傷口が我慢できないほど痛むときには我慢しないで受診して、授乳中でも服用できる薬を処方してもらってくださいね。

便秘にならないために

会陰切開も会陰裂傷も縫合後の傷口が開くのではないかと気になったり、痛みがあっていきめないために便秘になることも多いですね。

排便時にいきんだからといって傷口が開くことはありません。傷口の痛みがあるうちはいきむのも難しいかもしれませんが、排便でいきんだからといって傷口が開くことは絶対にないので安心してトイレにいきましょう。

もしかしたら、出産後授乳が始まると傷口云々というよりも水分不足で便が固くなっていて出にくくなっているのかもしれません。

授乳中は水分不足で便が固くなりやすいので水分補給をしっかりするようにしましょう。

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