新生児黄疸光線治療の費用や期間はどれくらい?光を使う理由とは

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赤ちゃんの冬の布団

生まれたばかりの赤ちゃんは目や皮膚が黄色っぽく見えることがあります。「新生児黄疸」と呼ばれるものですが、新生児黄疸には生理的なものと病的なものがあり、治療が必要な場合もあります。今回は、新生児黄疸の治療として行われる光線治療についてまとめてみました。

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新生児黄疸とは

なぜ新生児の皮膚は黄色っぽく見えるのでしょうか?

少し専門的な話になりますが、皮膚が黄色っぽく見えるのは黄色い色素である血液中のビリルビンの値が高いことが原因だと言われています。

黄色い色素をもったビリルビンは、血液中の赤血球が分解されることによってできる物質です。

通常は肝臓で更に分解されて外に排出されるので体内で増えることはありません。このビリルビン値が高い状態を「黄疸」といいます。

生まれたばかりの赤ちゃんが黄色っぽく見えるのは黄色い色素をもった血液中のビリルビンの値が高いことが原因と言われており、新生児期に見られる黄疸を「新生児黄疸」と言います。 

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新生児黄疸の原因

新生児の体には赤血球が大量に含まれています。

そして生まれると同時にこの大量の赤血球は少しずつ分解されていくためにビリルビンが増加するのですが、肝臓の機能が未熟なのでビリルビンの分解が追い付かず黄疸が出てしまうというわけです。

これは生理的な現象で、通常であればだいたい生後2日目から黄疸が出始めて長くても10日くらいで落ち着いてきます。

黄疸が出ているかは、血液中のビリルビン値を測定することで判断することができます。

このビリルビンの値が基準値よりも高く、なかなか下がらないような場合は生理的なものではなく、病的なものと診断されて治療が行われることもあります。

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新生児黄疸の光線治療

新生児のビリルビン値を測定するときには採血せずにミノルタ黄疸計というものを使います。

ミノルタ黄疸計による経皮検査で測定した値がある一定以上ある場合には血液検査を行います。

生理的な黄疸である場合には治療の必要はありません。 

病的な黄疸かもしれないと思われるとき、ビリルビン値がある一定以上ある場合には治療が必要になります。

光線治療をおこなって黄疸の原因である血液中のビリルビンを排出させます。

光線治療で用いられる青や緑などの特殊な光には、体内のビリルビンを溶かす作用があるので、血液中のビリルビン値を下げるのに効果的なのです。

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光線治療はどうやってするの?

光線治療では、赤ちゃんの服を脱がせて裸にしオムツだけにします。目を保護するためにアイマスクをつけて保育器に寝かせ、保育器内で緑色や青色の蛍光灯の光をあてます。

緑色や青色の光線でビリルビンを溶かし、体外に排出させていくのです。アイマスクをつけ足元から光をあてるので目には影響はありません。

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治療期間はどれくらい?

できるだけ長時間光線を当て続けたほうが効果が高いので、24時間連続で治療は続けられます。

治療後、リバウンドすることもあるので翌日再検査をします。その値が基準値以内であればそれ以降も問題はありません。

ただ、1度の治療でビリルビン値が下がればよいのですが、あまり効果が見られない場合もあり、そのときは数回行うようになります。

治療後に血液中のビリルビンの値が基準値であれば、治療は終了です。

光線治療の期間は個人差があるので一概にどのくらいかかるかは言えません。

1回の治療でビリルビン値が正常に戻れば1日もしくは2日で済みますし、何度か治療を受けなければならない場合は長いと2、3週間から1ヶ月くらいかかることもあります。

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光線治療の費用

気になる光線治療の費用ですが、治療回数や病院によって費用にはかなりの開きがあります。低い場合には2万円くらいですが、高いと20万円近くかかるケースもあります。

思った以上に高額で驚かれた方もいるかもしれませんが、ほとんどの場合は自治体が負担してくれるので心配いりません。

赤ちゃんが生まれたら早めに出生届を出して、健康保険に加入させて健康保険証を発行してもらいましょう。

その後、自治体の窓口で子供の乳幼児医療費助成の手続きをしてもらうといいでしょう。

手続きが済んで健康保険証と乳幼児医療証があれば、先に支払った医療費も返金してもらえます。また、これから先受ける治療代も無料となります。

自治体によって医療費の負担率が変わってくる場合もあるので、早めに問い合わせて確認しておきましょう。

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