
離乳食モグモグ期の中期になると食べられる食材も増えて調理法の幅も広がります。ところが、この時期になるとそれまで食べていたおかゆを嫌がるようになる赤ちゃんは実は多いのです。おかゆを嫌がったときの対処法、調理法についてまとめました。
離乳食の中期におかゆを嫌がるのはなぜ?
食べ物を飲み込めるようになってきて口を閉じて上手にゴックンができるようになったら離乳食中期に入ります。
離乳食中期は月齢の目安としては生後7~8ヶ月ぐらいのことになります。
あごと舌を動かしてそしゃくの練習をする時期なので、おかゆも10倍がゆから7倍がゆにして最初は1食に大さじ2~4ぐらい食べさせます。
実は急におかゆを嫌がるようになるのもこの時期に多いのです。
おかゆの固さが影響?
おかゆを嫌がる理由のひとつとしておかゆの固さがあるようです。
前の柔らかさに戻すと食べるようになったという場合もあれば逆に少し固めにすると食べるようになったという場合もあります。
水分量を変えて以前の柔らかさに戻してみたり、逆に少し固めにしてみるとよいかもしれません。
おかゆの作り方としては炊きあがったご飯から作る方法とお米から炊く方法がありますね。
ご飯から作ると割とさらっとしたおかゆになります。
またお米から炊くとお米の甘みがひきたちます。
舌触りも味もちがってきます。
また、冷凍しておいたおかゆは食べないけれど炊き立てなら食べるというグルメさんもいるようですよ。
味がないから食べない?
おかゆだけでは食べないのに何かと混ぜると食べる場合もあります。
だし汁で味をつけたり食べられる食材と混ぜて雑炊のようにしてみてはいかがでしょう。
すりおろしたリンゴやつぶしたバナナなどの果物と炊くおかゆだと甘みが強くなります。
何かと混ぜると白いご飯を食べてくれなくなるかもと心配するおかあさんもいますが、毎回混ぜおかゆにせずに白がゆと混ぜおかゆを交互にしてみるといいかもしれませんね。
味つけもあくまでも基本は薄味です。
おかゆに飽きた?
もしかしたらおかゆ自体に飽きてしまったのかもしれませんね。
固さを変えても何かと混ぜても食べないときはおかゆ自体を少しお休みしてみるのもよいかもしれません。
エネルギーの素になる炭水化物はお米だけでなくパンや麺類からでもとることができます。
ですから必ずしも毎回おかゆでなくともいいのです。
おかゆの代わりにパンがゆや麺を柔らかくゆでて小さく切ってあげてみてはいかがでしょう。
しばらく炭水化物はパンや麺類、イモ類などでとるようにしてみるのもよいかもしれませんね。
またもう少し固いものが食べられるようになるまでおかゆはお休みして柔らかめに炊いたご飯にしたらしっかり食べるようになったという子もいます。
ドロドロが嫌いな赤ちゃんもいるのですね。
そういう子はおかず類もあまり柔らかいと食べたがらないかもしれません。
おっぱい大好き!
完全母乳でおっぱい大好きの赤ちゃんの中には離乳食がなかなか進まない赤ちゃんもいます。
どうしても離乳食を進めたいと思うのであれば思い切っておっぱいを止めてしまうという手もあるかもしれません。
月齢にもよりますが、離乳食中期のころにはそこまでする必要はないのではないかと思います。
時期が来れば必ずおっぱいを卒業するときは来ますし、おっぱいだけで栄養が足りなくなれば自然と食べるようになるはずです。
気長に待ってみてはいかがでしょう。これはあくまでも個人的な意見ですけれど。
おかゆを食べない時期があっても大丈夫!
おかゆに限らずその他の食材に対しても嫌がって食べない時期がある子もいます。
だからといってずっとそれをあげないのではなく、様子を見ながらおかゆであれば固さを変えたり他の食材でも固さやサイズを変えてたまにあげてみるといいでしょう。
それまで食べていたものを嫌がるときはもしかしたら味覚が育ってきたからかもしれません。
柔らかいおかゆは食べなくても普通の固さのご飯になるとパクパク食べるようになる子もいます。
離乳食は1回、1日だけをみて食べる食べないと一喜一憂せずに1週間ぐらいのトータルで見ていきましょう。
離乳食は親子ともども無理せず楽しく進めるのが一番です。
おかゆを食べなくても大丈夫ぐらいに大らかに長い目で見て行ってくださいね。