川崎病の入院期間は最短でどのくらい?症状や治療法は?

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寝込む女の子

子どもはよく熱を出しますが、なかなか熱が下がらないときは心配ですよね。そんなときの病気の一つに川崎病があります。今回は川崎病について、また入院期間や最短ではどのくらいかなどについてまとめてみました。

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川崎病とは

川崎病は小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群という全身の血管に炎症がおこる病気です。

1961年に日本赤十字社の小児科医・川崎富作によって発見され、発見者の名にちなんで名づけられました。

4歳以下の乳幼児を中心に発病し、特に6ヶ月から1歳前後の赤ちゃんに多くみられます。

欧米よりも日本やアジア諸国に多く発症する病気です。

日本では年間に1万人以上の子供がかかっていて、年々増加傾向にあります。

川崎病の原因は?

川崎病の発症の原因ははっきりとわかっていません。

全身の血管が炎症するということから、何らかの感染によって体の免疫システムに異常がおこり、過剰な免疫反応から炎症が現れるのではないかと考えられています。

川崎病の症状は?

川崎病は、発熱 咳 鼻水などの風邪の症状から始まります。

そして症状や程度に個人差はありますが、急性期(発症後すぐに症状が出る時期)に現れる次の6つの症状のうち5つ以上該当する場合や、4つ以下でも患者の様子によっては川崎病と診断されることがあります。

  • 5日以上発熱が続く
  • 発疹が全身に出る
  • 両方の目が充血する
  • 唇が赤く爛れる。舌に赤いブツブツができる(いちご舌)
  • 手のひらや足の裏が腫れて赤くなる。指先の皮膚が剥ける
  • 首のリンパ節が腫れる

急性期の川崎病は1~2週間で治まることがほとんどです。

ただし、後遺症(発症後しばらくしてから見つかる病気)として、心臓に血液を供給する冠動脈という血管の炎症によって瘤ができ、血管が詰まりやすくなり、場合によっては心筋梗塞を起こすこともあります。

また冠動脈の拡張障害などの心疾患が後遺症として現れることもあります。

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川崎病の治療は?

川崎病は原因が明らかになっていないので根本的な治療法はありませんが、症状を軽くしたり、後遺症としての冠動脈瘤ができないようにするための治療法はあります。

急性期には炎症反応をできるだけ早く抑えて、血液が血管内で固まらないようにします。

後遺症としての冠動脈瘤を形成させないようにするためです。

急性期以降、万が一、冠動脈瘤ができてしまった場合の治療もあります。

川崎病の治療としては原則として入院して薬物療法が行われます。

血管の炎症を鎮めるため「免疫グロブリン」と呼ばれる血液製剤を投与し、血液を固まりにくくさせる経口薬の「アスピリン」を服用することで、血栓や冠動脈瘤を予防します。

冠動脈瘤が見つかった場合は経過を観察し、場合によっては手術になることもあります。

近年は川崎病の治療法が進歩しているため、冠動脈瘤になる可能性は低くなっています。

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川崎病による入院期間は最短でどのくらい?

川崎病と診断されると即入院となります。

川崎病は上記のようにある程度の症状が揃って判断されるため、発病してから入院するまでにかかる期間は4日ぐらいです。

そこから川崎病の治療が始まるわけです。

病院によって差がありますが、治療が順調に進めば1週間程度で退院できます。

しかし3人に1人ぐらいの割合で再び熱が出る患者さんがいます。

その場合には10日ぐらいの入院が必要になります。

薬物療法の結果、冠動脈瘤の恐れがなければ退院できます。

もし冠動脈瘤が出来た場合は冠動脈瘤は川崎病の発症後7日目頃から大きくなり始めます。

冠動脈瘤は2~3週間でピークになるので、様子を見るために約2~3週間の入院が必要になります。

退院後は後遺症がおこらないよう、2~3ヶ月は継続して薬を飲み、定期的な検診を続けていく必要があります。

ほとんどの場合は退院後2~3ヶ月で運動ができるようになります。

しかし退院後に心筋梗塞をおこしたり再発する可能性があるので、定期的に検診を受け経過観察をすることが重要です。

まとめ

小さな子を持つ親にとって、川崎病は注意したい病気の一つです。

川崎病特有の症状としては高熱が続いたり全身に発疹が出たりするのですが、子どもが熱を出して発疹が出てきた場合には受診するようにしましょう。

冠動脈障害がない場合にはそれほど心配しなくても大丈夫ですが、冠動脈障害がある場合には経過観察、定期検査が重要になります。

川崎病の治療法は進歩しているので、冠動脈瘤ができたとしても心配しすぎず冷静に対応していきましょう。

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