川崎病は予後を大切に!再発防止のために重要なこと

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体に湿疹ができた赤ちゃん

子供に高熱が続き川崎病と診断されると、パパやママは不安になってしまいますよね。医療技術が進歩して死亡率は低下しているとはいえ、毎年多くの子供が発症しています。今回は川崎病の予後や再発防止などについてまとめてみました。

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川崎病とは

川崎病は急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群といい、1967年に川崎富作氏により報告されたことによりその名が付いています。

その後半世紀になりますが、いまだに原因は不明です。

4歳以下の子供に多く発症し、特に乳幼児に最も多くみられます。

年々増加傾向にあり、年間1万人以上の子供が発症しています。

病状は風邪のような症状から始まり、高熱が続き全身の発疹が現れるなど川崎病の特徴的な症状が現れます。

さらに全身の血管に炎症がみられます。

川崎病の治療

川崎病の治療方法は確立されていて、川崎病と診断されると即入院して免疫グロブリン製剤の投与とアスピリン投与の薬物療法が行われます。

はっきりとした原因が分かっていないので薬物療法は根本的な治療ではありませんが、いろいろな症状を軽くしたり血管の炎症を早く抑えることによって、冠動脈瘤の発生を予防する効果があります

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川崎病の予後と後遺症や再発防止は?

医療技術の進歩で急性期の段階で適切な治療を受けることによって重症化や死亡率は低くなってきています。

血管の炎症が収まり問題がなければ1週間ぐらいで退院でき、2,3ヶ月で運動もできるようになります。

しかしなかには免疫グロブリン製剤を投与しても効果がなく、炎症が続き後遺症の重症化や再発をする場合もあります。

再発する時期は数ヶ月~数年後とまちまちなので、治療後も長い目で子供の体調に気をつけて過ごす必要があります。

そして再発や後遺症が現れたとき早く気づくよう、治療が終わった後も定期的に病院で検査を受けることが大事です。

中には川崎病と確定されなくてもグレー診断を受ける場合もあります。その場合も確定診断を受けた場合と同じように定期的に診断を受けたほうがよいでしょう。

日本川崎病研究会運営委員会の「川崎病の管理基準」によると、症状が治まったあとも2~3ヶ月間はアスピリン投与を続け検査を受けながら5年間経過観察を行う必要があるとなっています。

川崎病が再発したときは

川崎病がしばらくしてから再発する患者は約4%といわれています。

約半数が1年以内に再発しており、子供が再発した場合は、発熱や発疹など初めと同じ症状が現れます。

成人での再発は、突然の激しい胸の痛みや心臓発作などの重い症状があらわれることが多いので注意が必要です。

ですから川崎病は長い目で経過観察をする必要があるのですね。

また他の人にうつることはありませんが、兄弟でかかる確率も1,2%あるので、かかった子以外にも気をつけておく必要があります。

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冠動脈瘤が発症した場合は

冠動脈瘤の症状を発症した場合は冠動脈瘤が小さくなるように治療がなされます。

しかし冠動脈瘤が小さくならず、冠動脈が詰まりやすくなり冠動脈障害を起こすことがあります。

冠動脈障害になると心筋梗塞など心臓障害のリスクが高まり命にかかわることがありますが、きちんと薬を服用し続けることで日常生活を送ることはできます。

万が一冠動脈障害が発症した場合には定期検査を受けて必ず経過観察を受けましょう。

川崎病急性期カードとは

川崎病急性期カードというのは日本川崎病学会が監修した、患者の症状、治療、後遺症などの医療情報を記載し、その後の健康管理のために保護者に渡すカードです。

川崎病を発症したことがある人は、次に病院を受診した場合に病歴を伝えることが大事です。

過去に受けた川崎病の正確な医療情報が次からの治療に役立つからです。

医療機関と上手に連携をとるためにも、このカードを利用しましょう。

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退院後の注意点は?

退院後2~3ヶ月は薬を継続して内服し、2~3週間に1度は検診を受けることが必要です。

その後は半年~1年に1度定期検診を受け、5年間は経過観察を行うことが望ましいとされています。

川崎病にかかると、炎症を起こした血管は弱っています。

だからといって冠動脈障害がない場合には必要以上に心配することはありません。

心臓をはじめ他の臓器や血液の健康のために、日常生活においてバランスのとれた食事と適度な運動、十分な睡眠を取るように心がけましょう。

もちろん、こういったことは生活習慣病予防にもつながるのでどの人にとっても大切なことですが、川崎病に罹ったことがある人は特に非常に重要なことになります。

川崎病の診断や治療法は年々進歩してきています。症状や後遺症も人によって異なります。

やみくもに不安になったり心配することなく担当医師に病状についてよく聞いて何か心配事があればすぐ相談するようにしましょう。

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