おたふくかぜ予防接種の効果は?副作用が心配だけど大丈夫?

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風邪で寝込む女の子

副作用が心配でおたふくかぜの予防接種を子どもに受けさせるかどうかで迷うおかあさんは多いようです。おたふくかぜの予防接種の効果はほんとうにあるのでしょうか?今回はおたふくかぜの予防接種の効果や副作用についてまとめてみました。

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おたふくかぜの予防接種は本当に効果があるの?

予防接種には各自が希望して受ける「任意接種」と国や自治体などが主体となって実施している「定期接種」があります。おたふくかぜは「任意接種」と呼ばれる予防接種です。

「定期接種」はほとんどの地域で無料で受けられますが、おたふくかぜの予防接種は「任意接種」であるために公的補助がありません。接種するときには全額自己負担になります。

ただし、自治体によっては費用を一部助成しているところもあるので、住んでいる自治体に一度問い合わせてみるとよいでしょう。

> おたふくかぜ予防接種の費用はどれくらい?助成金が出る場合も

おたふくかぜは大人になってからかかると重症化する場合もあるといわれているために、全額自己負担であっても予防接種を受けさせるという方も多いようです。

おたふくかぜの予防接種はほんとうに効果があるのでしょうか。

おたふくかぜの免疫

おたふくかぜというと耳下腺が腫れるというイメージがありますね。

ところが、おたふくかぜに感染しても1/3の子どもは発症しないので耳下腺が腫れることもないままに抗体ができていることがあるのです。

抗体ができると終生免疫となります。つまり、おたふくかぜは一度自然感染すれば一生の間に二度とかかることはないのですね。

一方、予防接種の場合にはワクチンの効果は10年ほどだとも言われています。

予防接種を受けていても終生免疫というわけにはいかないのですね。 

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なぜ、予防接種を受けるのか

終生免疫となるわけではないのになぜ予防接種を受けることが推奨されているのでしょう。

予防接種を受けていればおたふくかぜにかかったとしても重症化を防ぐことができるという理由からです。

おたふくかぜ自体は軽くてもまれに重症化して合併症を起こすこともあるからなのですね。

また、予防接種を受けることはブースター効果につながるといわれています。

ブースター効果というのは予防接種によって一度弱い免疫をつけ、その免疫効果が薄れる前におたふくかぜに感染することで強い免疫ができ終生免疫を得ることができるというものです。

ただし、まわりにおたふくかぜの病原体が蔓延しているという状況にない日本の現状では予防接種によるブースター効果は期待できないでしょう。

もちろんワクチンの本来の免疫持続期間中には効果はありますが、それが10年くらいといわれているのですね。

> おたふく風邪の症状は子供によって違うの?発症した時の対処法

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おたふくかぜが重症化することによる合併症

おたふくかぜが重症化することでいろいろな合併症があらわれてきます。

おたふくかぜによる合併症には次のようなものがあります。

無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)

無菌性髄膜炎はおたふくかぜの合併症の中でも一番多く、男性が合併する確率が高くなっています。

頭痛や発熱、嘔吐などの症状があらわれますが、ほとんどの場合は軽くすみます。まれに症状が激しくなることもあり、その場合には入院治療が必要になります。

睾丸炎・卵巣炎

大人の男性がおたふくかぜにかかって重症化すると睾丸炎を、女性の場合には卵膜炎をおこすことがあります。

特に男性の場合には生殖機能に影響が出るといわれていますが、一部で言われているように不妊になることはごくまれにしかありません。

ムンプス難聴

おたふくかぜの合併症のひとつに「ムンプス難聴」があります。一時的に難聴の症状が出ても唾液腺の腫れがひいていくうちに徐々に回復していくこともありますが、0.2~1%の確率で症状が残る場合もあります。

ほとんどの場合は片側だけに起こりますが、一度難聴になると有効な治療法がなく自然治癒も難しい症状です。

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予防接種による副作用は?

通常の反応として、予防接種を受けて2~3週間後ぐらいに熱が出たり耳下腺が腫れたり、咳や鼻水などの症状が出る場合があります。

この副作用は一時的なもので症状は軽いようです。

また、接種後3週間ぐらいに無菌性髄膜炎にかかることもありますが、この場合も症状は軽く後遺症はありません。また、ごくまれに難聴や睾丸炎・卵巣炎の症状が出る場合もあるようです。

おたふくかぜの予防接種で用いられているワクチンは生ワクチンです。

接種後、まれにアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

アナフィラキシーショックについてはおたふくかぜの予防接種に限られたことではありません。

接種するかどうか判断に迷ったとき

日本小児科学会では、おたふくかぜに関しては1歳になってから1回め、小学校入学前に2回めの予防接種を受けることをすすめています。

一方で、おたふくかぜの予防接種は副作用が大きいので自然感染によって終生免疫をつけたほうがいいという小児科医もいます。

おたふくかぜは症状が出ないまま感染していて抗体ができている場合もあります。

抗体の有無は血液検査で調べることができます。抗体検査を受けて検査結果によって接種するかどうか判断することもできますね。

副作用と予防接種の効果についてどちらを重視するか判断に迷ったときは小児科の先生や保健婦さんに相談してみるのもよいかもしれません。

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