正しい卒乳の方法や進め方とは?いつまで母乳をあげるべき?

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授乳

おっぱいはいつまであげたらいいのでしょう。母乳育児をしていたら誰もが思うことですね。おっぱいを卒業するための方法や進め方にはどんなやり方があるのでしょうか。断乳と卒乳の違いは?母乳育児中の誰もが持つ疑問についてまとめてみました。

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卒乳って?

卒乳というのはおっぱいから卒業すること。母乳育児をしているといったいいつごろどうやってやめたらいいのかと頭を悩ますことでしょう。

ちょっと前まではおっぱいをやめることは断乳と言っていました。卒乳というようになったのはいつごろからでしょうか。

断乳と卒乳というのは厳密にいえばほんとうはちょっと違うのです。

断乳というのはおっぱいがまだ出ていても、そして赤ちゃんはもしかしたらまだ欲しいかもしれないけれど、いろいろな理由や都合があっておかあさんの側からおっぱいをやめることです。

卒乳はおっぱいが自然と出なくなってやめたり、赤ちゃん (と言っても卒乳するころは幼児になっているかも) が自分からやめることなんですね。

ほんとに自然に出なくなるまであげていて赤ちゃんの方から自然にやめるのがほんとうの卒乳ということのようです。

おっぱいから卒業するということからいえば断乳も広い意味でいえば卒乳といえますね。

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ほんとの卒乳っていつごろになるの?

実は卒乳の世界平均は驚くことなかれ、4.2歳なんだそうです。

これはWHOとユニセフが出している平均値。日本でも、母乳育児の国際資格を持っている水野克己小児科医は子どもを健康に育てるには4歳まで母乳を飲ませたほうがいいとも言っています。

母乳ははたして4歳まで出続けるのでしょうか。

水野医師が言うにはおかあさんがちゃんとあげ続けていれば4歳以降でもちゃんと出るとのことです。

内田百閒(うちだひゃっけん)という夏目漱石の弟子は小学校に行っても母乳を飲んでいたという話があります。

ずいぶん前にこの話を聞いたときは「えーっ、とんでもない」と思ったものです。

最近また改めて母乳育児が推進されているという情報をいろいろ見聞きしてるからか、4歳までおっぱいをあげると聞いてもそこまで驚きませんでしたが、あなたはいかがですか?

4歳まであげるなんて考えられない?

それとも赤ちゃんが欲しがる間はあげようと思っていますか?

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自然卒乳ってほんとにできるんだろうか

おっぱいを飲む赤ちゃん

自然卒乳というのは子どもの方から親離れしていくということでもあるでしょう。

自然卒乳したいろいろな人の話を聞いてみました。

5歳の子がある日お風呂上りにおっぱいを飲んで「もうこれでおっぱいはおしまい」と自分で言ってそれが卒乳だったという話を聞きました。

ある日「もういらない」って自分から止めたという4歳の子の話もあります。

これみんな日本でのお話なんですよ。

日本に住んでいたら5歳や6歳で母乳なんておかしいと思う人が多いでしょう。

外国だったら「へー、6歳で母乳っていうのはちょっと長いかな」という程度らしいです。

らしいというのは私も人から聞いただけで実際にはよくわからないので。

ただ日本の常識が世界の常識とは限らないしそもそも常識ということ自体がよくわからないとは言えますね。

世界を見渡したら5歳や6歳とかではなくてもっと大きくなってからの自然卒乳という国もあるようです。

そういう国があるといってもその国の人たちの中にもいろいろな人がいるでしょうから、その国の人たちがみんな大きくなるまでおっぱいをあげて自然卒乳しているというわけではないでしょう。

日本でもだんだん授乳回数が減って来ていると思っていたらなぜか急に1歳ちょっとで自然卒乳してしまっておかあさんの方が拍子抜けしたっていう人もいましたよ。

1歳ぐらいでほんとうに自分からやめるのって思ってしまいますよね。

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2歳までは母乳をあげるのがいい?

WHOガイドラインによれば「母乳育児は補完食(最近は離乳食のことをこうも言います)とともに2歳以上まで続けましょう」ということになっています。

WHOによると6カ月から1歳までは母乳で必要なエネルギーの半分以上といろいろな質の高い栄養素を与えることができ、1~2歳までは必要なエネルギーの3分の1までといろいろな質の高い栄養素を与えることができるということだそうです。

母乳をあげるというのはからだのための栄養補給のためだけでなくこころの栄養補給にもなるともいいます。

ミルク育児はこころの栄養補給はできないのかといえば絶対にそんなことはありません。

ミルク育児であってもやり方次第でちゃんとおかあさんの愛情はしっかり届くしこころの栄養補給もできます。

WHOガイドラインには、母乳には小さい子の免疫システムが完全に成熟するまで補う役割もあるとも書かれています。

赤ちゃんは産まれたときは免疫システムが未熟ですが、免疫システムが成熟するのは2歳から6歳にかけてという考えからのようですね。

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それぞれの親子関係で考えてみたら

自然卒乳がいいのか、ある時期に断乳するのがいいのか、断乳するにしてもその時期をいつにするのか、それぞれの親子関係の中でそれぞれが考えてみてはいかがでしょう。

WHOのガイドラインによれば2歳ぐらいまでは続けた方がいいようですが。

今母乳育児真っ最中のおかあさんの親世代、つまりおばあちゃん世代は1歳ぐらいできちんと断乳させたほうがいいという価値観の中での子育てでした。

1歳過ぎてもおっぱいをあげていたら実のおかあさんや夫のおかあさんからいろんなことを言われるかもしれません。

子どもを守り育てることができるのはおかあさんです。

おかあさん自身がきちんと情報収集して自分が一番いいと思った方法をとるのがいいのです。

ただし真っ向から対立するのではなく相手の考えも尊重しつつあくまでも自分の考え方でいくというのが大切ですね。

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自然卒乳でなければ断乳

自然卒乳でなければどうしても断乳ということになりますが、断乳するにしてもひと昔前のように乳首にからしを塗って無理やりやめるなんてことは絶対やめましょう。

断乳する場合のひとつの方法としては、もう最後と決めたら最後のおっぱいはしっかり時間をかけて十分飲ませてあげて「これでおっぱいナイナイね。バイバイね。」と何度も言い聞かせてそのあとはいくら欲しがっても絶対にあげない。

それが乳を断つこと、つまり断乳です。

まだある程度母乳がちゃんと出ているときに断乳するのですから、おかあさんのおっぱいケアをちゃんとしてあげなくてはいけません。

まだ出ているのに止めるためにどうしも残乳があっておかあさんが大変になってしまいます。

どうしても断乳しなくちゃいけない

自然卒乳と思っていてもいろいろな事情から突然断乳しなければならなくなる場合もあります。

こんなことはあってほしくないけれどおかあさんが突然入院することになったり、どうしても外せない長期の出張とか、赤ちゃんの方にお口のトラブルが出てきたりなど。

そんな緊急の場合でなくても仕事復帰で断乳せざるを得ない場合もあるでしょう。

時期がわかっているのであれば赤ちゃんの気持ちにも添う形でやめる「言い聞かせ卒乳」という方法もあります。

1カ月ぐらいかけて少しずつ授乳回数を減らしていって「もう少しでおっぱいバイバイね。それまではしっかり飲んでね。」と言って卒乳と決めた日におっぱいから自然と離れてもらうようにしていく方法です。

それでも欲しがって泣くようだったら無理にやめないで2か月ぐらい間をあけてもう一度やってみます。この場合、無理は禁物です。

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私の場合

私は何人も母乳育児をしてきましたが、実は母乳のこと、ほんとうはよく知らなかったんだなって今更ながらに思いました。

WHOガイドラインなんて知りませんでした。そのころ言われていた断乳時期よりは少し長く飲ませていましたが、断乳したのは1歳3カ月ぐらいだったでしょうか。

その子その子でちょうどそのころやめざるを得ない状況になってこの際だから断乳しようって思って断乳したのです。

今にして思えば母乳のことをもっといろいろ知っていたらそんなに早く強制的に止めなかったかもしれないとも思います。

さすがに5歳や6歳までは続けなかったとは思いますが。よく考えてみたらいつやめるか決めてこれでおしまいってするのは全部おかあさん側からの一方的なものですものね。

お互いの体調がいいある日、しっかり飲ませてあげた後おっぱいの回りにペンで顔を描いて、「もうバイバイね」と言ってそれでおしまいにしました。

しばらくは欲しがって泣くかなと思ったけれど、どの子もおっぱいの回りに描いた顔を見てからは不思議なことに一度も欲しがりませんでした。

でも私の方があとが大変でした。まだよく出ていたのでおっぱいが張ってきて痛くて痛くて泣きそうというか泣いていました。

ですからお産のときにお世話になった助産師さんにおっぱいケアをお願いしました。

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おっぱいをやめるとき

断乳といっても私みたいにある日を境にきっかり止めるという方法もあれば、少しずつ飲ませる回数を減らしていって母乳自体も減ってきてから止めるという方法もあります。

断乳という方法をとるのはまだおっぱいが出ているときのことを言うのですね。

子どもが欲しがるまではある程度までは続けて子どもの方からやめるというか、母乳のほうもあまり出なくなってきて何となくこの日でおしまいにするという方法もあります。

卒乳ひとつとってもその時代時代でいろんな考え方や方法があります。それより先の時代にいったらそのころ最善と思われていた方法が実は間違っていたなんていうことはよくある話です。

自然卒乳も含めてどうやっておっぱいを卒業するのかはWHOのガイドラインを参考にしながら(これもあくまでも参考ということで)それぞれの親子関係で決めたらいいのではないでしょうか。

親子ともにベストなタイミングがきっとあるはずです。

おっぱいをやめるのにどうしても心配なことがあるときにはおかあさんと赤ちゃんの目線の両方から考えてくれる母乳育児に詳しい助産院や、そんな助産師さんや小児科のお医者さんがいるところで相談してみましょう。

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