
ホウレンソウはアクがアクが強いイメージがあるので離乳食初期には無理だろうとは思っていませんか。ホウレンソウは葉の部分であれば実は離乳食初期から使える野菜なのです。ホウレンソウを使うときの下ごしらえのしかたや注意すること、離乳食初期で使える他の葉物野菜についてまとめました。
目次
ホウレンソウは離乳食初期から使える
ホウレンソウは離乳食初期から食材として使えます。
その他、小松菜、チンゲン菜も離乳食初期から使える緑黄色野菜です。
ただし、離乳食初期にこういった葉物野菜を使う場合には茎の部分は繊維質が多く、茹でても固いので葉の部分だけを使うようにしましょう。
離乳食で野菜を使うときの注意
野菜は新鮮なものがよいのは当然ですが、離乳食初期には特に新鮮な野菜を使ったほうがいいでしょう。
ホウレンソウを離乳食で使うときには特に次の点に注意して選んでください。
- 葉が濃い緑色で、しなしなではなくピンと生き生きしているもの
- 葉が肉厚なもの
- 茎が細くて短いもの
ホウレンソウは栄養が豊富
ホウレンソウは鉄分やビタミン、カルシウム、カロチンなど、赤ちゃんの成長に必要な栄養素がたくさん含まれています。
ホウレンソウの葉は茹でると柔らかくなるので赤ちゃんにも食べやすい食材なのです。
茹でたり、冷凍しても栄養は損なわれません。
このような栄養豊富なホウレンソウを離乳食に積極的に使いたいものです。
とはいってもホウレンソウだけでは食べにくい赤ちゃんもいるかもしれません。
そんなときは食べ慣れているお粥やすりつぶした豆腐に混ぜてみるといいですね。
また水溶き片栗粉でとろみをつけたり飲み慣れているミルクなどとまぜてみると食べやすくなるかもしれません。
ホウレンソウとアレルギー
ホウレンソウは消費者庁のアレルギー品目には入っていませんが、ヒスタミンという物質が含まれているので、まれに皮膚にアレルギー反応が出ることがあります。
初めてホウレンソウをあげるときにはホウレンソウだけをスプーン1さじから与えてみて、赤ちゃんの様子をみましょう。
離乳食初期でホウレンソウをあげるときの下ごしらえ
ホウレンソウはアク抜きをし、裏ごししてから使います。
最近のホウレンソウはアクはそれほどでもなくなっていますが、離乳食で使うときにはアク抜きをしたほうがいいでしょう。
離乳食で使うときは葉先だけですが、大人の分といっしょに茹でるときにはまずしっかりと洗いましょう。
茎の根元には泥がついていることがありますが、根元に切り込みを入れて水を入れたボウルにしばらくつけておくと根元が開いて泥を落としやすくなります。
ホウレンソウの葉を柔らかくクタクタになるまでしっかり茹でます。
しっかり茹でないと裏ごしするのが難しくなります。
茹でるときには塩は使いません。
茹でたホウレンソウをさっと水にさらすとアク抜きができます。
ただあまり長く水につけると栄養が逃げてしまうので、さっとくぐらす程度にしましょう。
アク抜きをしたホウレンソウはみじん切りにしたあと、裏ごししたり、すり鉢などでていねいにすりつぶしてペースト状にします。
ただし裏ごしをするのは少し面倒かもしれませんね。
1回毎に調理するのではなく、ミキサーなどを使い1週間分まとめて調理し保存すると手間が省けます。
ホウレンソウは冷凍保存できる
ホウレンソウは冷凍保存ができます。
裏ごししたホウレンソウだけを製氷皿に入れて1回分ずつ冷凍することもできますし、ほかの野菜とミックスして冷凍することもできます。
冷凍した食材を使うときは必ず加熱して使用し、1週間以内に使い切るようにしましょう。
まとめ
ホウレンソウだけでなく離乳食初期の食材は基本的にすりつぶしてから使用します。
そのためホウレンソウの裏ごしは少しめんどうですが、まとめて下ごしらえをし冷凍保存することで、少しでも手間を省くことができます。
最近のホウレンソウはアクが少なくなっているとはいえ、離乳食初期でホウレンソウを使うときにはアク抜きをしてからすりつぶすなり裏ごしをして食べさせます。
栄養豊富なホウレンソウを赤ちゃんが食べてくれるとうれしいですね。
あまり無理をせずゆっくりと赤ちゃんの様子を見ながら離乳食を進めていきましょう。