子供の偏食と障害の関係は?感覚過敏による場合の対処法

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ご飯を食べたがらない子供

離乳食完了時期の1歳過ぎから好き嫌いが出てきて偏食が進んでしまう場合があります。脳機能に関係する障害や特性を持つ子供の中には偏食が激しい子もいます。子供の偏食と障害についてまとめてみました。

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障害のある子供はどうして偏食?

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の子供の中には感覚器官がとても敏感な子供がいます。

舌の感覚や臭覚が鋭いがゆえに好き嫌いが多いこともあり、初めての食品に対する不安が強くこれまで食べたことがない食材や料理が食べられないことが多々あります。

感覚が過敏な子供が偏食になりがちなのは味覚、臭覚だけでなく触覚も関係しているようです。

ですから同じ食材であっても調理のしかたによっては食べられたり、食べられなかったり、同じ調理法でもそのときの出来上がり状態によって食べられたり、食べられなかったりします。

例えば、唐揚げは食べられる子供でも揚げ方の状態、つまり、さくっと揚がっていると食べられるけれども、べちゃっとなっていると食べられないということもあるのです。

また食材と調理法の組み合わせによっては食べられなかったりする子供もいます。

焼き鳥であれば食べられるのに唐揚げはNG。揚げ物でも魚のフライはだめでもてんぷらであれば大丈夫といった具合です。

食べられない理由はいろいろ

何かしらこだわりが強くて不安があって食べられない場合もあれば、感覚がとても鋭くてにおいや口に入れたときの食感、味などが原因で食べられない場合もあります。

トマトは青臭いので食べなかったけれど、あるときとてもおいしい完熟トマトを食べる機会があってトマトが食べられるようになったという体験を聞いたことがあります。

同じ食材であっても旬のおいしい時期のものとハウス栽培のものでは味覚や臭覚、触覚が異なるかもしれません。

同じ素材の野菜サラダでも無農薬の野菜であれば食べられるけれど、農薬を使っているものは農薬のえぐみを敏感に感じて食べられないということもあります。

また、次のような理由で食べられない場合も多いようです。

  • 葉っぱ系の野菜は繊維が歯に挟まるので気持ち悪い
  • においがきつい野菜は食べられない
  • 緑色が濃い野菜は見るだけでも気持ちが悪くなる
  • 黒ゴマなど黒いものは何だかわからないので怖いので食べたくない
  • 魚の骨が刺さったことがあってとても痛くてそれから嫌になった
  • 固いものは嫌
  • 口の中でくっつくのは嫌
  • 酸味や苦味がきついものは嫌

子供が偏食する4つの理由|原因ごとに異なる対処法とは

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偏食をなおすには

子供は本能に従って自分に必要なものを食べているとも言われます。ほおっておいてもそのうち食べられるようになるとも言われます。

ただ、極端な偏食の場合には栄養面や健康面を考えると何とか食べられるものが少しでも増えてくれるといいと思うのが親心でしょう。

無理強いはしない

だからといって、何でも食べられるようにしなければと無理強いしたり、トレーニングのように食べさせたりするのは止めましょう。

無理強いされたがゆえに食べられなくなってしまうこともあります。

成長に伴って食べられるものが増えてくる場合もあるので、その機会を作ってあげることです。

無理強いはよくないからと食べられないものをずっと出さないというのではなく、ダメ元で時折食卓にあげてみるといいかもしれません。

あるとき突然食べられるようになることもあるからです。多大な期待はかけずに「もしかしたら食べられるかな」というぐらいの気持ちでいると親も子も楽ですね。

調理法の工夫

同じ食材でも調理法によって食べられる場合と食べられない場合もあるので調理法を工夫してみるといですね。

オクラや山芋のあのネバネバ感が大好きという人もいますが、感覚が過敏な子供の場合には生のネバネバはダメだけれど、焼いたり蒸したりするとホクホクするのでおいしく食べられることもあるようです。

セロリも生だと臭みがありますが、筋をとって軟らかく煮たり、薄く切って他の好きな食材といっしょに炒めたりすると食べられる場合もあります。

オクラも山芋もセロリも特別食べられなくてもそう困らないかもしれませんが、同じ食材でも調理法を変えてみるとおいしく食べられる場合もあるのでいろいろ試してみるといいでしょう。

また、野菜であれば、できれば無農薬で旬のものを使うようにしましょう。完熟トマトであれば食べられたという子供もいるので素材自体がおいしければ食べられることもあります。

トータルで考える

また、同じ栄養素の食材でAはだめでもBなら大丈夫という場合には何も無理にAが食べられなくてもいいぐらいに考えるとよいのではないでしょうか。

一回の食事だけで栄養を考えるのでなく、1週間ぐらいの長いスパンで見たときにどうかぐらいで考えましょう。

発達障害を持っている子供全員が感覚が敏感というわけではなく、逆に鈍いという子供もいますし、偏食が激しい子供もいればほとんど好き嫌いがないという子供もいます。

偏食といっても上記の食べられない理由はあくまでも参考であって、食べられない理由はその子その子によって異なります。

一般的に、子供は野菜があまり好きではありませんし、離乳食から幼児食への移行期には発達障害があるないに関わらず、子供によってはかなりの偏食傾向があり、嫌な食べ物を見ただけで吐いてしまうという子供もいます。

> 子供の野菜嫌いは当たり前!上手に付き合う5つのポイント

> 子供が偏食で食事の度に吐く!3つの理由とその対処法

食べることは生きることにつながる

食べることは生きることにもつながっていくことなので、無理強いせずに食べることに興味関心を持てるように、野菜を育ててみたり、いっしょに料理をしたりしてみることもいいかもしれません。

子供もいずれは独り立ちします。そのときにこの食材はこの調理法なら食べられると自分でわかっていると安心です。

やがて独り立ちしたときに困らないように、ある程度大きくなってきたら、いろいろな食材をバランスよく食べられる工夫ができるように、いっしょにいろいろ試してみてあげてくださいね。

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