
赤ちゃんの髪の毛はふわふわしていて、触れるととても柔らかいですよね。でもふと見ると、いつも髪の毛がふわっと逆立っているのでちょっと心配というおかあさんは多いようです。今回は、赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因とその対処法についてまとめてみました。
目次
赤ちゃんの髪の毛が逆立つのは母乳が原因?
赤ちゃんの髪の毛が逆立つのは、昔からお母さんの母乳があまり出ないからだという説があります。
母乳の出が悪いので赤ちゃんが必死になって吸い付くため、その力みのせいで髪の毛が逆立つと言われていました。
また、母乳の質が悪いからだとか、おかあさんが油っこいものばかり食べたりお菓子をたくさん食べるからだとも言われています。
ところが、双子を母乳で育てたあるおかあさんによれば、同じように母乳で育てているのに、ひとりは髪がぺったりと寝ていてひとりはふわっと逆立っていたとのこと。
また、ミルクで育てているのに赤ちゃんの髪の毛が逆立っているという場合もあります。
ですから、赤ちゃんの髪の毛が逆立つのは、母乳に何らかの原因があるというのは全く根拠がないことなので、母乳育児中のおかあさんは心配しなくて大丈夫ですよ。
赤ちゃんの髪の毛が逆立つ原因は?
赤ちゃんの髪の毛が逆立つ明確な理由はわかっていません。
赤ちゃんの髪の毛は柔らかくて細く、毛先がかなり軽いので大人のように自然に下に向かって下がるのではなく、重力に逆らった形で上に跳ね上がりやすいので逆立ってしまうと言われています。
また髪の量が多くて、しっかりとしたコシのある髪質の赤ちゃんの場合は、特に逆立ちやすいとも言われています。
毛根の形によって逆立つ?
毛根の形や方向によってふわっと逆立ってしまうことがあるようです。
毛根が直角だとふわっと逆立って、毛根が寝ていると髪の毛もペタッとするとも言われています。
毛根の形や方向で髪の毛が逆立ってしまうのですね。
静電気の影響?
更に、髪の毛が逆立つのは静電気も大きく関係しています。
赤ちゃん特有の軽くて柔らかい髪質は、静電気の影響を受けやすいので、特に乾燥していて静電気が起きやすい冬場は逆立ちやすいといえるでしょう。
お座りがまだできない赤ちゃんだと寝転んでいる状態でほぼ1日過ごすため、布団やタオルなどに頭が触れている時間が長いですよね。
更に抱っこされてるときにお母さんの服などに髪の毛をこすりつけるなどすると、静電気が起きる状況が多くなるので常に逆立った状態が続いているように見えるということもあります。
1歳頃までには逆だたなくなる
赤ちゃんが成長して大きくなっても髪の毛が逆立ったままなのではと心配するおかあさんもいますが、赤ちゃんの髪の毛は成長とともに太くなり、毛先に重みが出てくるため自然と大人のように下に向かって下がってくるので安心してください。
大体生後3か月頃になると、生まれてすぐの細い産毛の髪の毛が抜けて生え変わってきます。
一度抜けて生え変わることで太くてしっかりした髪の毛になります。
伸びる速度や髪質などで個人差があるのでいつになったらということははっきり言えませんが、一般的に1歳頃までには落ち着いて、逆立たなくなることが多いようです。
赤ちゃんの髪の毛が逆立つ時の対処法
赤ちゃんの髪の毛が逆立つのは自然なことなので、特別何かをしようとしなくてもそのままでいいのですが、どうしても気になるという場合には、髪の毛を短くしてあげるとよいでしょう。
短くカットしても、伸びてくるとまた同じように逆立ってしまいますが、短い状態をキープするようにこまめにカットしていれば髪の毛が逆だちやすくてもあまり目立たないでしょう。
赤ちゃんの髪の毛が逆立つのは、毛根の形や方向、髪の毛の質や量、髪の毛のコシのあるなしが大きく影響するので、カットして目だたなくすることはできても完全に治すことはできません。
生え変わって髪の毛が長くなって自然な重さが加わってくると逆立たなくなってきます。
それまでのわずかの間、赤ちゃん特有の髪の毛の逆立ちを楽しむくらいの気持ちでいてくださいね。
化学繊維やプラスチックを避ける
どうしても何とかしたいと思うのであれば、静電気を発生させるものを赤ちゃんのそばにおかないことです。
ポリエステルなどの化学繊維やプラスチック製のものは静電気を起こしやすいので、できるだけ赤ちゃんが触れないようにするといいでしすね。
服はコットンなどの天然素材のものにしたり、おもちゃも木製のものにすると赤ちゃんにとってよいだけでなく、静電気を防止することができ、髪の毛の逆立ちにも効果的です。