
赤ちゃんが寝ている時にうなって心配になったことはありませんか?実は、生まれて間もない赤ちゃんが、すごい声でうなることは決して珍しいことではないのです。赤ちゃんはいったい何が原因でうなるのでしょうか。今回は、赤ちゃんが寝てる時にうなる原因と対処法について、ご紹介します。
赤ちゃんが寝てる時にうなる原因は?
赤ちゃんが寝ている時にうなる原因には次のようなことが考えられます。
- 便秘している
- おならを出したいのに出ない
- げっぷが出ない
便秘が原因でおならをしたいのに出ないときや、げっぷをしたいのに出ないとき、うんちをしたいときにもよくうなります。
赤ちゃんは寝てばかりいることが多い上に腸の発達が十分でないため、お腹に便やガスが溜まりやすいのです。
げっぷを出すのが苦手な赤ちゃんもいてそんな赤ちゃんはげっぷのかわりにおならで出すのですが、おならを出そうとするときによくうなるようです。
げっぷやおならが出ないとガスが溜まって不快なんですね。不快感があってうなることが多いようですよ。
どれくらい続くの?
赤ちゃんにもよりますが、新生児期からうなっていることもあります。だいたい生後6ヶ月ころにはおさまることが多いようです。
これくらいの月齢になると、自分で寝がえりをうてるようになったり、自分で動けるようになったりするからなのですね。
自分で動けるようになると、自然にガス抜きができるようになるので不快な感じもなくなってうなることもほとんどなくなります。
赤ちゃんがうなる時の対処法について
赤ちゃんが寝ているときにうなるのは「ガス腹」といってお腹が張っているときのことが多いようです。
お腹のガスが抜けると楽になるので、お腹のマッサージをしてあげたり、ガス抜きの赤ちゃん体操をしてあげるといいでしょう。
一般的に広く知られているのが、「の」の字のマッサージです。
赤ちゃんのお腹の上で優しく、平仮名の「の」の字を書くようにして、ゆっくりとマッサージをしてあげましょう。
また、足首を持って自転車をこぐように赤ちゃんの足を「一、二、一、二」と動かす体操も効果があります。
お腹のガスが抜けやすくなるのですね。
マッサージや体操は便秘の予防にも最適です。マッサージのコツは、お腹に少し圧がかかる程度にすることです。
腸が刺激され、ガスや便がスムーズに出るようになります。
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げっぷが出なくてうなることも
赤ちゃんは、げっぷを出したいのに出ない時にも苦しそうにしたり、うなったりします。そんな時は、たて抱っこをしてげっぷをさせてあげましょう。
「おっぱいやミルクの後に、げっぷをきちんとさせていれば問題がないのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、赤ちゃんは、授乳後にげっぷをしても出し切れていない場合があります。
もし授乳後にげっぷをしていても、うなっているようであれば、抱っこをしてげっぷをさせてあげましょう。
明らかに便秘気味だとわかっている場合にはベビーオイルを塗った綿棒で綿棒浣腸をしてあげるといいでしょう。
お尻を少し刺激してあげることでガスや便が出やすくなります。ただし、綿棒をあまり中に入れすぎないようにして下さい。
綿棒をゆっくりと動かして、軽く刺激してあげる程度が効果的です。気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
ミルクやおっぱいの飲み過ぎで苦しくなってうなっていることもあります。
小さいころは満腹中枢が十分機能していないのであげればあげるだけ飲んでしまいます。
泣くとお腹がすいているのではないかと思って、泣いてはあげることを繰り返しているとお腹が苦しくなってうなることもあるようです。
十分飲んでいると思うときには、げっぷをさせてあげたり、お腹のマッサージをしてあげたりしながら飲ませる量も加減してあげてくださいね。
うなるときには顔を真っ赤にして手足をバタバタさせることもあるので心配になってしまうかもしれませんが、上記にあげた対処法を参考にしていろいろ試してみてくださいね。
赤ちゃんが寝てる時にうなるのは一過性のものなのでほとんど場合は心配いりません。