
赤ちゃんが何日もウンチが出ないと心配になりますね。何日ぐらい出ないと病院に連れて行ったらいいのか、どんなときに連れて行ったらいいのか、迷う人も多いかもしれません。赤ちゃんの便秘でどんなときに病院に連れて行くといいのか、悩んだときの判断基準についてまとめてみました。
目次
赤ちゃんが便秘で病院に連れて行くとき
新生児期の間は特に一日のうちに何度も柔らかいウンチが出ます。赤ちゃんによってはそんな新生児期であっても毎日ウンチが出ない子もいます。
毎日ウンチが出ないとすぐに病院に連れて行った方がいいのでしょうか。ウンチが出なくて便秘かもしれないと思うとき、病院に連れて行ったほうがいい場合の目安があります。
- ウンチをするときに苦しそうにしている
ウンチが固くてコロコロしている - お腹が固く張っている
- ウンチが出なくて機嫌が悪い
- ウンチが出なくて食欲がない
おっぱいやミルクを飲もうとしない - ウンチが出ない上に吐いてしまう
何日もウンチが出なくて便秘かもしれないと思ったとき、ウンチが出ない日数よりも赤ちゃんの様子をよく見てあげてください。
そして、上記のような様子が見られるときには病院に連れて行ってみましょう。
1ヵ月健診の前であれば産科に、それ以上の月齢の場合には小児科を受診します。
赤ちゃんが便秘かもしれないとき
赤ちゃんによっては新生児期からウンチを溜めてから出す子もいます。3日に1回しか出ないとしても、ウンチをするときに苦しそうでなく固いコロコロウンチでなく普通のモニョモニョウンチであれば便秘とはいいません。
そして、3日に1回のペースで出る子が4日間ぐらい出なくても便秘とはいえないでしょう。
中には1週間ぐらい出なくても苦しそうでもなく、出るときには普通のウンチがまとまってどっさり出るという子もいます。
いきんでいるのにウンチが出ない
真っ赤になっていきんでいるのにウンチが出ないからといってそれも一概には便秘とはいえないようです。
げっぷがなかなか出なくて苦しいとき、オナラが出そうなときも力いっぱいいきむ赤ちゃんがいます。いきんでいるのにウンチが出ないからといって便秘とは限らないのですね。
ウンチをするときに苦しそうにしている
毎日のようにウンチをしていてもウンチが出るときに苦しそうにしていたり、大泣きをするときは便秘気味かもしれません。
何日もウンチが出なくても出るときに普通のウンチが出ているようであればいいのですが、便秘になると固くてコロコロしたウサギの糞のようなウンチになります。
そんなときには固くなったウンチが肛門付近を傷つけて肛門が切れてしまうこともあります。ウンチをするときに痛くて大泣きすることがあります。
お腹がはっている
赤ちゃんのウンチが出ないときにお腹がはっているかどうかで便秘かどうかをチェックするといいといわれていますが、お腹がはっているからと言って便秘とも限りません。
おなかにガスが溜まっていたり、ゲップが出なくお腹がはっていることもあります。
便秘が続いていてお腹がはっているときはお腹がかたくなっています。
お腹がはっているときはガスやウンチが出やすいように「の」の字マッサージや足の運動をしてあげましょう。
特にガスが出にくいときには足首を持って自転車をこぐように「いちに、いちに」と運動させてあげるといいですね。便秘のときのも効果があります。
便秘解消の「の」の字マッサージは腸を刺激するようにゆっくり強くしてあげます。
やさしく触る程度では便秘には効果はないようです。医療関係者に詳しいやり方を教えてもらってくださいね。
便秘気味のときには綿棒浣腸を試してみるのもよいでしょう。ただ、あまり頻繁にはしないほうがいいようです。
便秘のときに水分補給は必要?
離乳食前の赤ちゃん
離乳食前の赤ちゃんの場合には特に水分補給の必要はありません。
おっぱいやミルクを飲むこと自体が水分補給になっています。
おっぱいやミルクの量が足りなくて便秘になっていることもあります。
そんなときは母乳であれば頻回授乳をするようにし、ミルクの場合には足すようにしましょう。
離乳食開始後の赤ちゃん
離乳食を始めると便秘になりやすくなることもあるようです。
離乳食を食べるようになるとどうしてもミルクやおっぱいの量が減るので水分の摂取量が少なくなってしまうからなのですね。
スープやみそ汁などの汁ものを増やしたり、便通をよくする食材を使うようにしましょう。
最初はマグを使っても上手に飲めないかもしれませんが、ストローやマグなどで水分を上手にとれるように練習させてあげください。スプーンで飲ませてもいいですね。
離乳食が始まるようになると生活のリズムもつけやすくなります。便秘解消のためには規則正しい生活も大切です。
便秘で苦しくなって病院に行かなくてもよいように日ごろから気をつけてあげてくださいね。
そして何日もウンチが出ないだけでなく、ウンチをするときに苦しそうにしていたり、機嫌が悪くて食欲もなくなってしまった場合には早めに受診するようにしましょう。