
子どものいろいろな症状が何かのアレルギーではないかと気になるときにはアレルギー血液検査でアレルギーの有無を調べることができます。今回は、アレルギー血液検査について、どんな検査があるのか、費用はどのくらいかかるのかなどについてまとめました。
目次
アレルギー血液検査にかかる費用はどのくらい?
気になる血液検査にかかる費用ですが、地域や病院によって異なるので一概には言えませんが、一般的な費用としては、
- 1項目のみの検査を行う場合は800円位〜1000円位
- 5項目の検査を行う場合は2500円位〜3000円位
- 10項目の検査を行う場合は4000円位〜5000円位
となります。
検査費用のほかに掛かる料金
1度の血液検査で保険の適用があるのは、13項目までとされているので、最大限の項目数にすると5000円から6000円位となります。
以上はあくまで血液検査代のみで、初再診料や処方料などが別途かかります。少なくとも2、3000円は上乗せになるでしょう。
HRTだとまた費用が異なり、5種類で3000円位になります。
アレルギー血液検査で調べられること
アトピー性皮膚炎や喘息がある場合には何に反応しているか気になりますね。食べ物でアレルギー反応がでることもよくあります。
例えば卵やエビなど、特定の食品を食べると痒くなったりする場合はそれらの食品に対してアレルギー反応が出ています。
人によってアレルギー反応がでる食品は様々で、お米やごまなどに反応する場合もあります。
また、風邪を引いたわけでもないのに、くしゃみや鼻水がなかなか止まらないと何かアレルギーに反応しているのかな?と心配になりますよね。
アレルギー反応が出る原因が気になる場合は、病院でアレルギー血液検査を受けることで、色々な物に対してのアレルギーの有無がわかります。
アレルギー検査では、血液中のIgEというアレルギーを起こすと分泌される物質の量を調べて、アレルギーの有無や、あるとすればどの位強い反応を示すかを調べることができます。
検査できる項目はどれくらい?
検査の項目は、スギやヒノキ、イネなどの花粉やカニなどの魚介類や卵、小麦といった食品、ハウスダストやダニ、蜂などの虫や猫などのペット、ゴムや金属など数多くあります。
血液検査には、項目の中から特定の物質を個別に調べる特異的IgE検査と、物質を特定せずに調べる非特異的IgE検査があります。
更に、じんましんをを引き起こすヒスタミンの量を調べるHRTという検査もあります。
アレルギー血液検査の種類
他にもMAST-33、Viewアレルギー39という検査があります。MAST-33は33項目のアレルギー原因物質を調べる検査ですが、この場合予め検査項目は指定されています。
また、平成28年4月から始まったViewアレルギー39という検査は指定されたアレルギー原因物質39項目が一度に調べられます。
ただ、原因物質は約300種類もあるので、指定項目に当てはまらない場合もあります。MAST-33やViewアレルギー39は、大体5000円前後の検査費用がかかります。
気になることは医師に相談
血液検査の種類によって費用が異なりますし、どの検査を受ければよいかわからない場合は、まず医師に相談してみましょう。
血液検査は、アレルギー科や耳鼻咽喉科、眼科や小児科などで受けることができます。
また5歳以上からなど、血液検査を受けられる年齢が決まっている病院もあります。
また、アレルギー血液検査で陽性だったとしても必ずしもアレルギーではない場合や陽性反応が出ないものに対してアレルギー反応が出ることもあります。
結果に対する判断も含めて血液検査を受けたいと思ったら、まずはかかりつけの小児科に、事前に問い合わせるとよいでしょう。