
アドベントカレンダーをご存知ですか? クリスマスを迎えるにあたって日本でも最近よく目にするようになりました。今回はクリスマスまでの期間のただの日めくりではないアドベントカレンダーの由来や楽しみ方、使い方などをまとめてみました。
目次
アドベントとは
アドベントとは「到来、出現、降臨」などを意味するラテン語から来ています。
キリストの降誕を待ち望む期間のことをいいます。
具体的には、12月25日のクリスマスの4回前の日曜日から12月24日のクリスマスイブまでの約4週間のことをさしています。
この期間中には4回の日曜日があります。
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アドベントカレンダーの始まり
イエスキリストの誕生を待ち望む期間であるアドベントという考えは結構古いのですが、アドベントカレンダーの歴史は19世紀の初めごろに始まったと言われています。
それまでは手作りだったアドベントカレンダーですが、20世紀初めごろには印刷されたものができ、1920年代には今あるような小さな扉がついたものが作られました。
第二次世界対戦のころには材料の供給ができなかったり、ナチスの禁止などで一旦姿を消したアドベントカレンダーですが、戦後再び作られるようになり、その後チョコレートの入ったものができるようになり、世界各国に広まりました。
アドベントカレンダーはただの日めくりじゃない!
アドベントカレンダーはクリスマスまでの日数をカウントダウンするための日めくりです。
ところが、単なる日めくりカレンダーではありません。
カレンダーの窓を毎日ひとつずつ開けていき、全ての窓を開け終わったところでクリスマスを迎えるという仕組みになっています。
実際のアドベントの期間は毎年変わり11月下旬からですが、アドベントカレンダーは12月1日から始まる24個の窓を持ったものがほとんどです。
アドベントカレンダーの窓を開けると、中には小さな贈りものが入っています。
詩や物語の一篇、写真やイラスト、チョコレート、お菓子など、毎日何が入っているのか楽しみながら日めくりをするカレンダーです。
子供たちのために中に入れるものを考えて手作りする場合や、既に中身の入ったものを購入する場合があります。
いずれにせよクリスマスを待ち望むワクワク感をさらに窓を1つずつ開けると何かが出てくるということで日毎に高める効果があります。
アドベントカレンダーを飾ってみてはいかが
日本ではまだあまり馴染みがないアドベントカレンダーですが、それでも最近では11月になるとおしゃれなインテリアショップや雑貨屋さんの店先に並ぶようになりました。
インテリアショップや雑貨屋さんに並んだいろいろなデザインのアドベントカレンダー、部屋の飾りとしてもクリスマス気分を盛り上げてくれます。
壁に貼るタイプだけでなく立体的なものもあり、子どもだけでなく大人にも十分にクリスマスの雰囲気を楽しませてくれます。
子どもたちのために、お菓子やメッセージを入れたオリジナルのアドベントカレンダーを作ってみるのも楽しいですね。
毎日窓を開けるのを楽しみにしている子どもたちを想像しながら作ってみませんか。
100均の材料でも作れる!
最近ではアドベントカレンダーを扱うお店も増えてきていますが、自分で材料を揃えて手作りをする人も増えています。
特に小さなお子さんがいる家庭では窓の中に入れるものを工夫して子どもが喜ぶ姿を見たいというおかあさんが手作りすることが多いようです。
材料は高価なものを揃えなくても100均で揃えられるもので作ることができます。
最近の100均にはおしゃれでかわいい雑貨がたくさんありますね。
例えば、小さな袋に日にちの数字を入れて壁に渡した紐にかけてカレンダーのようにして袋の中に子どもが喜びそうな小さなものを入れます。
中に入れるものも100均で選んだり手作りしたり、作る過程も楽しめますね。
早めのクリスマスプレゼント!
市販のものでは高級チョコレートやコーヒー、高級コスメのアドベントカレンダーもあって、自宅で飾るだけでなく、クリスマスプレゼントにする方も増えています。
ワインなどのお酒のアドベントカレンダーもあるようですよ。
12月1日から扉を開けて楽しむアドベントカレンダーはちょっと早めのクリスマスプレゼントになりますね。
アドベントカレンダーは今後ますます人気が出てくるのではないでしょうか。