
妊娠5週になるとエコー検査でも胎嚢が確認できるようになりますが、6mmぐらいだと小さいのでしょうか。妊娠5週のころの様子、胎嚢の大きさや気をつけることなどについてまとめました。
目次
妊娠5週で胎嚢が6mmぐらい
妊娠5週というのは2か月目に入って2週目です。
このころお腹の中はどんな感じなのでしょう。
胎嚢とは?
受精卵が子宮内膜に着床し、子宮内で赤ちゃんを包んでいる袋のようなものを胎嚢といいます。
着床から8週未満の妊娠超初期の赤ちゃんのことを胎芽といい、8週目から胎児と呼ぶ場合が多いようです。(10週を区切りとする場合もあるようです)
ですから、胎嚢は胎芽の嚢(ふくろ)のことですね。
胎芽は胎嚢に包まれていてすぐ近くにある卵黄嚢というところから栄養を受け取っています。
妊娠5週では胎嚢の確認はできますが、胎芽の確認はまだ難しいかもしれません。
胎嚢が確認される時期
胎嚢は妊娠4週ぐらいからでき始め、妊娠5週になるとほぼ100%確認できるようになります。
妊娠4週ぐらいのころには子宮内に胎嚢らしき黒い陰影が見えることがありますが、胎嚢と断定できるまでには至っていません。
子宮外妊娠だと胎嚢が確認できないので、エコー検査で胎嚢が確認されると子宮外妊娠ではないことがはっきりとわかります。
胎嚢の大きさ
妊娠4週の間に胎嚢は1日に0.9~1mmずつ成長していきます。
ですから妊娠5週の初めころには6~7mmぐらいになっていることになります。
妊娠5週で胎嚢の大きさは10~16㎜ぐらいになりますが、大きさには個人差があります。
病院によっては胎嚢の大きさのことをGSということもあります。
胎嚢が小さくても大丈夫?
胎嚢が小さい場合、次にようなことが考えられます。
最終月経開始日が違っていたり、月経不順だったり、排卵日がずれていて妊娠週数とあっていない場合が考えられます。
またエコー検査のときの角度によっては小さく見えることもあります。
このようなときにはある程度期間をおいてから再検査を行います。
胎嚢が小さく見えていると思っていたのが実は血の塊で子宮外妊娠だということもあります。
ですから期間を少しおいてからの再検査は必要なのですね。
妊娠5週のころに胎嚢が小さいといわれても正常分娩で出産になることも多いのでその後の健診で成長過程を見守りましょう。
妊娠5週のころのおかあさん
妊娠5週ころになると女性ホルモンが大量に分泌されるので体調が不安定になります。
身体がだるくなったり眠気が襲ってきたり熱っぽくなったりするかもしれません。
また、匂いに急に敏感になったり、ムカムカしたり、吐き気や嘔吐などのつわり症状が出てくることもあります。
体調が不安定になるので気持ちも不安定になって落ち込んだり滅入ったりすることもあるでしょう。
そんなときは無理をせずに周囲も巻き込んで無理をせずに休めるときはゆっくり休みましょう。
好きな音楽を聴いたり好きなことをしてリフレッシュしてくださいね。妊娠中でも安心して使えるアロマオイルを使うのもいいでしょう。
ただし、アロマには妊娠中は禁忌のものもあるのでアロマオイルを使うときには十分注意してくださいね。
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妊娠5週のころに気をつけること
妊娠4~8週は胎嚢が成長する時期で特に妊娠4~7週は心臓、神経、消化器官、手足など重要な器官が作られる器官形成期でもあります。
また、このころは絶対過敏期といってタバコや飲酒、薬による胎児への影響が大きい時期ともいえます。
妊娠していることがわかったら禁酒禁煙し、服薬に関しては医師の指示に従うようにしましょう。
まとめ
妊娠5週のころは月経が遅れていることから妊娠に気づく方が多い時期です。
妊娠検査薬で陽性反応が出るのはこのころですが、子宮以外に着床した子宮外妊娠の場合にも陽性反応が出ます。
妊娠検査薬で陽性反応が出たときには早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
子宮内に胎嚢が確認できれば妊娠が確定となります。
もし小さすぎて見えないという場合には妊娠週数がまだ早いのかもしれません。
次の健診まで待ってみることです。