
お腹の張る回数も増えてくる34週ごろには激しい胎動で時折脇腹が痛むこともあります。34週ころに脇腹が痛むのは胎動のせいでしょうか。34週ころの胎動、脇腹の痛みについてまとめました。
妊娠34週ごろの胎動
出産予定日まで1ヶ月半ぐらいになる妊娠34週ごろになると赤ちゃんも大きくなりおかあさんのおなかの中で動ける空間も少なくなってくるので胎動は少しずつ少なくなってきます。
このころの赤ちゃんはしっかり耳も聴こえるようになってきていておかあさんの声も聴き分けられるようになっているので、話しかけながらお腹を触ると赤ちゃんが反応して手足を動かしてくれるかもしれません。
妊娠34週で脇腹に胎動を感じる
そのときの赤ちゃんの動きによっては脇腹に胎動を感じることもあります。
お腹の中で大きくなっているので赤ちゃんが動くと脇腹に痛みを感じることもあるかもしれません。
脇腹に胎動を感じるからといっても逆子と言われていなければ心配しなくても大丈夫です。
赤ちゃんが苦しがって動いて痛いというわけでもありません。
また、万が一逆子であっても心配せずに助産師さんや医師と相談して出産に臨んでください。
赤ちゃんの頭はちゃんと下にあって、まれに脇腹に両手があって動いている場合もあります。
また、お腹の膨らんでいる側に体全体があって曲げている足を突っ張ったときに脇腹がぽこっと出たりすることもあります。
横位になっているわけでなくちゃんと赤ちゃんの頭が下にあるのに足を縮めたり伸ばしたりすると脇腹で胎動を感じることもありますよ。
大きくなったおなかの赤ちゃんが少しでも動くとお腹の皮が伸ばされる感じがして脇腹が痛くなることもあります。
胎動とお腹が張るときの違い
赤ちゃんの動きによっては脇腹がグニューっと押される感じで一部分が硬くなることもあります。
初産の場合だとお腹の張りと胎動で硬くなるときの区別がつきにくいこともあるようですね。
お腹が張るというときにはお腹全体が硬くなります。
34週ぐらいになると赤ちゃんもお腹の中で大きくなってきているので窮屈になるのか、手足を思い切り伸ばすような動きもあって、そんなときにはお腹の一部分が硬くなったりします。
お腹の一部分がとび出して硬くなっている場合は胎動です。
もしお腹全体が硬くなっていたら、お腹が張っているときなので張りがおさまるまで安静にしてくださいね。
胎動カウントを始めてみる
胎動カウントってご存知ですか。
お腹の中で赤ちゃんが元気かどうかをチェックするために、赤ちゃんが10回動くまでにかかった時間を計ることを胎動カウントといいます。
自宅で自分でできるお腹の赤ちゃんの健康診断なのです。
胎動をカウントを始める時期は病院によって異なります。早ければ妊娠20週の後半ごろに始めてくださいと言われることもあれば、32~34週ぐらいになってから始めてくださいと言われることもあります。
カウントするときの姿勢は特に決められていませんが、横向きに寝るか、ゆったりした姿勢で座り、リラックスしましょう。
朝から寝るまでの間いつカウントしても大丈夫ですが、一日1回毎日続けて計るのがよいとされています。
計る時間帯は決めなくてもOKです。
実はお腹の赤ちゃんは20~40分間隔ぐらいで寝たり起きたりを繰り返しており、寝ている間はほとんど動きません。
ですから、赤ちゃんが動き始めたかなと思ったタイミングでカウントするとよいでしょう。
早い場合には5分ということもあり、15~20分ぐらいでカウントできることが多いのですが、だいたいの平均時間は30分ぐらいです。
あくまでも赤ちゃんがお腹の中で元気でいるかどうかを確認するためのものなのであまり厳密に考えなくても大丈夫ですよ。
ただし、いつもと違う感じがするときには少し時間をあけてもう一度計ってみます。
臨月になって出産が近くなってくると動きも減ってきますが、全くなくなるわけではありません。
いつもより胎動が極端に少ないと感じるとき、逆におかあさんが苦しいぐらい激しく動くときには定期検診を待たずに早めに病院に連絡するようにしましょう。
34週のころの赤ちゃん
お腹の赤ちゃんはこのころになると新生児とほとんどかわらないくらいにまで成長しています。皮下脂肪がついてふっくらとしてきます。
生まれるにはまだ早い時期ですが、このころになると自力呼吸もできるようになっている場合が多く、万が一早産になっても呼吸機能がほとんど整っているので34週未満での出産よりもリスクは少なくなります。
それでも臨月にはできるだけ長い間おかあさんのお腹の中にいたほうがいいので、お腹の張りを感じたら無理をせずに静養するようにしてくださいね。
胎動の感じがいつもと違うときには早めに医師や助産師さんに相談しましょう。
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