ダーウィンで雷が多いのはオーストラリアの気候が関係?金沢は8日に1度?

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ダーウィンで雷が多い理由は?

オーストラリア北部のダーウィンは世界三大雷多発地帯のひとつと言われています。1時間に2000回落雷したという記録もあります。雷多発の理由や雷の影響、被害を防ぐ方法をまとめました。

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世界三大雷多発地帯はどこ?

世界三大雷多発地帯のひとつがオーストラリアノーザンテリトリーのダーウィン。あとふたつは中央アフリカとアマゾンと言われています。

ダーウィンでは最盛期の12~1月ころになると1秒間に1回以上の落雷があるともいわれ、それはまるで生きているかのような様相のようです。

中央アフリカでは赤道上に位置するコンゴ民主共和国付近は非常に雨が多いために雷発生も多く、コンゴは地球上でもっとも雷が多い国といわれています。

1998年にはコンゴ民主共和国のサッカーの試合中の落雷でホームチームの選手11名全員が死亡するという痛ましい事故も起きています。

また、雷多発地帯のひとつ、南米アマゾン、ベネズエラのマラカイボ湖は1年間に260日は雷が発生しており、この辺りは雷が発生するのが当然で雷がないほうが珍しいくらいのようです。

ダーウィンの1時間に2000回をはるかに上回る1時間に3600回落雷したというギネス記録もあります。

このマラカイボ湖南西部にあるカタトゥンボ川の河口付近に発生する雷は「マラカイボの灯台」と呼ばれています。

「マラカイボの灯台」といわれているこの雷は音が出ないのだそうです。稲光だけなのですね。

ベネズエラにはこの不思議な現象を眺めるツアーもあるようですよ。

ダーウィンで1時間に2000回も落雷する理由

ダーウィンはオーストラリア北部に位置します。ノーザンテリトリと言われている地域ですね。

オーストラリアは南半球に位置するので赤道は当然オーストラリアの北側にあります。

またオーストラリアの内陸部には広大な砂漠が広がっています。

北の赤道直下の海からの暖かい湿った空気と南の内陸の砂漠地帯からの乾いた空気がダーウィンあたりで衝突して巨大な積乱雲が発生します。

積乱雲は大気の状態が不安定なときに発生しますが、12~1月ごろのダーウィンはまさに大気の状態が不安定な時期なのですね。

ダーウィンは世界の煙突とも言われています。発生した巨大な積乱雲は上空に立ち上っていき、その後大きく横に広がっていきます。

この巨大積乱雲には多くの電気がたまっているために雷もとんでもなく多くなるというわけなのです。

実はオーストラリアはダーウィンに限らず雷が多い国です。

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雷で喘息発作?

実は昨年2016年11月21日にビクトリア州のメルボルン付近で雷を伴う暴風雨が起こりました。

この日は2016年3月以来の最高気温を記録したのですが、その後樹木が倒れたり民家に被害をもたらす雷を伴う激しい嵐となったのでした。

このとき、喘息患者の発作が多発し、喘息発作による死亡者も出たのでした。

日本ではほとんど聞いたことがありませんが、雷雨喘息(Thunderstorm Asthma)によるものといわれています。

オーストラリアはこの時期、花粉症のシーズンであり、アレルギーのある人は特に雷雨喘息に弱いとのこと。

雷雨と重なったことで症状が悪化したようです。

ロイヤル小児病院では400人を超える子どもたちが治療を受け、喘息発作で救急に運ばれた救急患者は1870名を超えたとのことです。

日本の雷多発地帯

石川県は日本一落雷回数が多い県のようです。

日本海沿岸は冬に北西風の影響を受けやすいので、日本海沿岸の北陸地方は夏の雷もさることながら、冬の落雷が多いため1年間通した雷の回数が多くなっているのです。

特に金沢市は、気象庁の観測によると過去30年間の平均雷日数が42.4日とのことで、8日に1度は雷という計算になります。

日本では他に、沖縄や九州は台風や梅雨前線の影響を受けやすく、関東地方の内陸部では上昇気流が発生しやすいために雷多発地帯となっています。

北陸地方は冬場に雷の発生が多く、一方、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県の北関東地方は夏に激しい落雷が発生します。

北関東のこの4県は「雷銀座」とも呼ばれています。

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落雷による被害

落雷による被害としては主に感電によっておこる人的被害とさまざまな物的被害があります。

人的被害

昨年11月のメルボルンのように雷によって発作が引き起こされた雷雨喘息のほかに、落雷によって感電して死亡するという事故があります。

雷は高いところに落ちるといわれていますが、条件がそろえば屋外にいるときはどこにいても雷に打たれる可能性があります。

また、感電しなくても強烈な光や音によるショックで失神してしまうこともありますし、急激に膨張する空気圧によって吹き飛ばされることもあります。

屋外で安全といわれる場所は車や電車、バスなどの乗り物の中です。

また、木の下で雨宿りをしていて雷が鳴りだしたら、木の幹や枝から2m以上離れて低い姿勢をとるようにしましょう。

物的被害

避雷対策のない建物に落ちて火事になったり、建物近くに落ちて窓ガラスが割れたり屋根がや壁が壊れてしまうこともあります。

送電施設、変電施設、通信施設などに落ちると停電したり通信不能になったりすることもあります。

落雷による直接的被害ばかりではありません。

別の場所に落ちた雷の余剰エネルギーが電線などに逆流して他の場所の機械を壊してしまうということもあるのです。

雷によるトラブルは直接落雷していない一般家庭でも起こりうるのです。

家庭での雷への対処法

それではパソコンや電気製品などを雷から守る一番簡単な方法は何でしょうか。

雷が発生することがわかれば電源を抜いておくといいのですが、いつも家にいるとは限りませんね。

過電流からパソコンなどを守る雷サージ保護機能付き電源タップというものがあります。

雷サージ機能が搭載されている電源タップにつないでおけば、家にいないときにもし雷が鳴りだしても安心です。

ただ、気休め程度でしかないという評価もあります。

高価ですが、プロ用の耐雷トランスという専用変圧器であれば効果は大いに期待できるようです。

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